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告白のヒロイン♡ウィナ C 火文明 (3) クリーチャー:ヒューマノイド/ウィンナー/ヒロイン 3000 ■このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手プレイヤーをひとり選ぶ。次の自分のターンのはじめまで、選んだプレイヤーを味方にする。 作者:切札初那 2人プレイの時に相手を味方にした場合、自分もその相手が味方とみなされるため、次に自分のターンが来るまでお互いにディスアドバンテージが取り辛くなる。 フレーバーテキスト ウィドさん・・・いや、同い年だから、ウィド君って呼んでいいかな?・・・私がこの学園に入った時、最初に声をかけてくれたのはウィド君だったよね。あの時からウィド君に恋をして、会う度にドキドキしてて・・・でもこれだけは伝えたくて・・・。あのね・・・最初はウィド君のこと、自分から遠ざけてた。ドラゴンだから自分には手が届かない存在だって。でも、演劇をやった後に気づいたんだ。私自身が勇気を持てないから、一歩踏み出せないんだって。それに、ウィド君と楽しい日々を過ごして、良い所もいっぱい見てきて、好きって想いがどんどん強くなっていって・・・。もう自分でも止められなくなって、ようやく決心したの。だから、今言うね。私、ウィド君が好き!!! ――ウィナ 収録 NDM-03 「学園編 シーズン3 秋に告げた気持ち」 他のウィナと相性が悪いのがネックではありますが、能動的にディスアドを巻き込みたいので、これはこれで優秀 -- Orfevre (2017-01-26 08 35 15) 名前 コメント
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○平 香夜 (たいらのかや) 小さい頃まで熊野に住んでいたヒノエの幼馴染み。 ヒノエとはお互いに初恋同士だが、想いを伝えずに終わってしまった。 親を戦で亡くし、平家に養子として引き取られる。
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・ 美雲(17)、イトノコ(32) ・ エロ有り ・ 「燃え上がる逆転」の数日後 ・ 逆転検事のラスボス及びその他についてネタバレ ・ 作中で言及していない設定も含む 逆転検事をクリアした後、美雲が可愛すぎたために居ても立ってもいられなくなり、その勢いのままに書いたものです。 エロパロはおろか自作の小説を公衆の面前で晒すのすら(ほぼ)初めてなので、 色々と至らない点もあると思いますが、お楽しみいただければ幸いです。 所轄署から大通りに沿って南へ、徒歩20分。 まるで「ボロアパート」を絵に描いたようなその住宅地の一室に、彼は住んでいる。 糸鋸圭介・・・所轄署勤務、殺人事件・初動捜査担当。32歳の刑事だ。 「う~ん・・・」 窓から漏れ出る陽の光を受けて、彼は布団から這い出る。 右手で頭をバリバリと掻くと、枕元に置いていた時計を手に取り、時間を確認した。・・・11時30分。 彼にしては、やけに遅い起床だが・・・まだ寝足りないらしく、再び布団をかぶってしまった。 「折角の休みッスからねぇ・・・さてと、もう一眠りするッス」 昨夜は仕事が長引き、帰宅が深夜になってしまった。 それ故、今糸鋸を襲う睡眠欲はなかなかに強烈で、抗う気も起こらなかったので、彼は素直にそれに従う。 ・・・しかし、結局、それが満たされることはない。 彼が布団にもぐりこんですぐ、外から階段を騒々しく上がってくる音が聞こえてきた。 1,2,3,4・・・歩数を数えると、階段の段数の半分だ。どうやら、1段飛ばしで駆け上がっているらしい。 足音は糸鋸の部屋の前で止まり、次いでノックの音が聞こえてくる。 (・・・誰ッスか?こんな朝早くに・・・) 彼はしぶしぶながらもう一度布団から這い出ると、頬を数回叩き、眠気に支配された頭を揺り起こした。 おぼつかない足取りでドアの前に向かう。 「どなたッスか?」 「あ、ノコちゃん?あたし。ミクモちゃんです!」 「へ?」 予想外の来客に、糸鋸はつい間の抜けた声を出してしまった。 もちろん顔は見えないが、ドアの向こうの声は間違いなくその名乗りの通りである。 「み、ミクモちゃんッスか?今着替えるッスから、ちょっと待ってるッス」 「ん、分かった」 了承を得て、糸鋸はすぐに着替えを始めた。 一条美雲。7年前・・・「第2のKG-8号事件」と呼ばれた事件の裁判の最中、裁判所で出会った少女。 糸鋸にとっては歳の離れた親友であり、天才検事・御剣怜侍の助手の座を取り合った、小さなライバルでもあった。 ・・・のだが、数日前、密輸組織のボスであるカーネイジ・オンレッドの裁判の後・・・ 美雲は御剣・糸鋸とは袂を分かち、それ以来二人は会っていなかったのだ。 一応、糸鋸も「いつか帰ってくるだろう」とは薄々思っていたが、 まさかこんなに早くその日が訪れるとは・・・と、内心、驚きを禁じえないようだ。 「さ、入って良いッスよ」 「はーい」 糸鋸が言い終わるのとほぼ同時に、美雲はドアをガチャリと開ける。 そこには、前に会ったときと全く変わらない、ピンクの唐草模様の服と、真っ黒なマフラーを身につけた、「大ドロボウ」の少女がいた。 相変わらずの無邪気な笑みを浮かべ、右手を頭の横に上げて、糸鋸に挨拶をする。 「ヤッホー、ノコちゃん!」 「いやー、ビックリしたッス。何で自分の家の場所が分かったッスか?」 糸鋸は満面の笑みで美雲を迎え入れる。 もちろん、何故こんなに早く帰ってきたのかと疑問もあったが、いきなり聞くのも野暮だと思い、とりあえず口には出さなかった。 「前にね、ミツルギさんに聞いたんだよ。メゾン・ド・なんとかっていうアパートに住んでるって」 「なるほど、そッスか・・・ま、とりあえず上がるッス」 「うん!」 美雲はブーツを脱ぎ、玄関口に揃えて置くと、部屋へと上がりこんだ。 「お邪魔しまーす。あ、意外と片付いてるんだね」 「ハッハッハ。寝食関係以外何にも無いッスから、散らかりようがないッス!」 自慢なのかどうか良く分からない糸鋸の台詞を尻目に、美雲は部屋をキョロキョロと部屋を見回していた。 四畳一間のその部屋は糸鋸の言うとおりほとんど何も無いが、布団一枚だけで部屋の半分近くが埋まってしまっている。 「うーん、確かに・・・さすがのあたしでも、これじゃ何にも盗みようが無いよ」 「窓を開けたまま寝れるのは、ビンボー人の特権ッス!・・・ま、常時開きっぱなしみたいなものッスけど」 糸鋸は南側のガラス戸・・・だったのであろう場所を指差した。 ダンボールをガムテープで貼り付けてふさがれたその窓からは、隙間風が容赦なく入り込んでくる。 「うわ、ホントだ!何でガラスが・・・」 「最初っから割れてたッス。家賃のあまりの安さにつられて入居したッスけど、冬場はハッキリ言って地獄ッス」 「ちゃんとしたガラス買えば良いのに・・・あ、そうだ。今度ここに入るときには、ここからコッソリ入ってみようかな」 「それはカンベンッス・・・このダンボールを破かれたら、もう補修する材料が無いッス」 糸鋸は電気をつけ、部屋を明るくすると、座布団を1枚敷き、自分は布団の上に座った。 それにつられて、美雲も座布団に座る。 「ノコちゃんって、あのコート着てないとちょっと印象変わるね。ネクタイも締めてないし」 「そッスか?自分ではあんまり変わったように思えないッスけど」 「あと、耳にエンピツも挟んでないしね」 「うーん、それは関係ないと思うッス・・・あ、そうそう。お茶でも飲むッスか?」 「お、気が利くね、ノコちゃん!ちょうど喉かわいてたんだ」 「じゃ、ちょっと待つッスよ」 糸鋸は戸棚から茶筒と急須を取り出すと、茶葉を少しずつ急須に入れた。 茶筒の底をトントンと叩き、微妙な量の調節をする。 「そういえばノコちゃん、ここってトイレは?」 「1階に共同のトイレがあるッス。部屋にはないッス」 「それじゃ、お風呂なんかは・・・」 「そんなモノが付いた部屋に住む余裕があったら、まずソーメン生活から脱出するッス!」 「・・・ノコちゃん、ホントにちゃんと給料貰ってるの?」 「モチロンッス!・・・まぁ、額は人には言えないッスけどね・・・」 糸鋸はコンロに置いてあったやかんのフタをこじ開けると、中に水をため始めた。 流しの前に立つ糸鋸の大きい背中を、美雲はじっと見つめる。 しばらく見ていると、何か決心をした様子で、美雲はうん、と頷いた。 「あ、あのね、ノコちゃん。ちょっと、話があるんだけど」 「ん?何ッスか?改まって」 美雲は視線を下にやり、突然口調を変えて言った。 その様子に糸鋸は何か「事情」を感じ取り、やかんをさっさと火にかけると、布団の上に座る。 ・・・もしかすると、早々に戻ってきた理由について話すのかもしれない。と思い、糸鋸は少し身構えた。 「その・・・話っていうのは、ついさっきのことなんだけどね」 美雲はモジモジした様子で、中々話を進めようとしない。 「あたし、実は・・・あの日から今日まで、ずっとこの辺りで寝泊りしてたの。ノコちゃんやミツルギさんのいる場所からすぐに離れちゃうのは、なんか寂しい気がして・・・気持ちの整理をつけてから、この街を出ようと思ってたの」 「ふんふん。それで・・・どうして、ウチに来たッスか?」 「えっと・・・・わ、笑わないでね」 よほど恥ずかしいような事情でもあったのか、美雲は念押ししてから「話」を始めた。 「さっき、ちょっとトイレに寄ったの」 「へ?トイレッスか?」 「うん。・・・その。そこで、ちょっと、サイフを置き忘れちゃって」 両手の人差し指をくっつけ、頬を赤く染めて話す美雲。 糸鋸はポカーンとした表情で聞いている。 「で、それに気付いて、取りに行ったんだけど・・・もう、無くなってて」 「え。・・・つまり、盗まれたッスか?サイフを」 「・・・・・」 あえて直接には言っていなかったことを糸鋸にストレートに言われ、美雲は手で真っ赤な顔を覆った。 「大ドロボウ」としては、サイフをどこの誰かも知らない者に盗まれるなど、あってはならない失態だと思っているのだろう。 「だから、その・・・おかあさんに、お金を送ってもらえるように頼んだんだけど・・・明日まではかかるらしくて。それで、どうしようもなくなったから・・・」 「なるほど。それでウチに来たッスか?」 「・・・うん。あ、もちろん、寝床はあたしで何とかできるから。ただ、ちょっとだけ、ゆっくりさせてもらえれば」 美雲は笑顔を作ると、手を横に振り、慌ててそう付け足した。 その様子が、糸鋸には不自然に感じられたらしい。彼は自分のあごひげをさわりながら、美雲に問いた。 「泊まる場所のアテなんて、どこかあるッスか?」 「・・・う。いや、それは無いんだけど・・・」 珍しく糸鋸の洞察が当たり、美雲は言葉に詰まる。 どうやら、あまり世話になるのも悪いと感じ、遠慮していたらしい。 糸鋸はひざ立ちになると、美雲の肩に両手を乗せた。 「ミクモちゃん、自分に気なんか遣わなくて良いッスよ。1日や2日ぐらい、気前良く泊めちゃうッス」 「・・・え?ウソ?いいの?」 「そりゃそッス。ミクモちゃんのピンチとあらば、助けないわけには行かないッス!」 糸鋸はハッハッハと笑うと、右の拳で胸をドンと叩いた。 「あ、ありがとう!ノコちゃん!」 美雲は座布団から腰を浮かすと、素早く糸鋸の胸へと抱きついた。 その勢いで糸鋸はバランスを崩し、転倒しかけるが、何とか体勢を保つ。 「いやいや、礼には及ばないッス。むしろこんな貧相な家に泊めて、申し訳ないぐらいッス」 糸鋸は美雲の背中をポンポンと叩き、そう言った。 どうやら謙遜でも何でもなく、本心からそう思っているらしい。 ・・・と、この時、沸かしていたお湯が沸騰したらしく、無粋にも笛の音が鳴る。 「ん、お湯が沸いたッスね。早速飲むッス」 「あ、うん」 やかんの注ぎ口のフタを開け、急須へとお湯を注ぎ込む。 流しの側から湯飲みを持ってくると、薄い緑色のお茶へと変わったそれを、チョロチョロと注いだ。 「はい、どうぞッス」 「ありがと・・・あれ?ノコちゃんは飲まないの?」 「生憎、湯飲みがそれ1つしか無いッス」 「・・・」 美雲は湯飲みを受け取ると、ふーふーと5,6度息を吹きかけ、十分に冷ましてから一口飲んだ。 隙間風によって冷え切った部屋のおかげで寒い思いをしていたらしく、美雲はホッと顔を緩ませる。 2口目も同じように、過剰なほど念入りに息を吹きかけ、飲む。それ以降も同様だった。 「・・・ミクモちゃん、もしかして猫舌ッスか?」 「え?・・・うーん、そうなのかな。お茶は好きなんだけどね」 湯飲みからは白い湯気が立ち、そう簡単には冷めそうもない。 これでは飲み終わるまでに少し時間がいるだろう、と糸鋸は思い、あくびを一つした。 その瞬間、突然、玄関に置かれた電話が鳴る。 「あ、電話ッス。ちょっと待ってるッス」 糸鋸は電話の元へ駆け寄ると、受話器を取り、耳に押し当てた。 「もしもし?・・・・え、課長ッスか?・・・・今から・・・はぁ。了解したッス」 用件は20秒ほどで済んだらしく、糸鋸はすぐに受話器を下ろし、美雲の元へ戻ってきた。 決して良い知らせではなかったらしく、その足取りは重く、肩はグッタリと落ちている。 「どうしたの?」 「刑事課の課長からだったッス。今すぐ所轄署まで来てほしいとのことッス」 「えー!今日、日曜日なのに?」 「参ったッスねぇ・・・・こんな時に限って」 糸鋸は深くため息をつくと、部屋の隅においていたネクタイを締め、愛用のコートを着た。 首を横に動かしコキコキと鳴らすと、玄関へ行き、靴を履く。 「じゃ、自分は行ってくるッス。いつ頃帰るかは分からないッスから、おヒルはソーメンでも食べててほしいッス」 「はーい。頑張ってね」 直後、バタン、と扉の閉まる音がした。 足音がどんどん遠ざかり、金属製の階段を下る音がやかましく聞こえたかと思うと、すぐに聞こえなくなる。 部屋の中は、あっという間に静寂に包まれた。 「うーん・・・帰ってくるまで、どうしてよっかな」 誰に言うでもなくそう呟くと、美雲は布団に横になり、天井の木目を眺め始めた。 「ふうー・・・まさか、こんなに遅くまでかかるとは思わなかったッス」 次に糸鋸はアパートへ戻ってきたのは、時計の短針が反対側へ移動した頃。 署に到着したあと、予想外に仕事が増えてしまい、こんな時間まで仕事をする羽目になったらしい。 アパートに続く上り坂を、息を切らしながら走っていく。 「ミクモちゃん、何してるッスかねぇ・・・」 アパートが目の前に見えても、糸鋸は足を止めなかった。 美雲をあまり待たせてはいけないと、大急ぎで階段を駆け上がる。 自分の部屋の前に立つと、乱れた呼吸を整え、部屋の中へ入った。 「ただいまッス・・・あれ?」 彼が部屋に入ったとき、中は完全に無音だった。 内心ちょっぴり期待していた、美雲の「おかえり」も聞こえてこない。 ・・・見ると、美雲は布団の上で、眠りに落ちてしまっていた。 退屈をもてあましていたのだろう・・・スースーと寝息を立てて、熟睡している。 「いつの間にか眠っちゃってたッスねぇ・・・」 糸鋸はまるで娘を見る父親のような目で美雲の寝顔を見つめた。 当然ながら、美雲は彼の存在には微塵も気付かず、ただ寝息を立てるばかり。 糸鋸は美雲の肩をトントンと叩き、起こそうと試みる。 「ん・・・んん・・・・」 苦しそうに寝返りを打ち、美雲は糸鋸の手から逃れようとした。 これぐらいでは起きないなと思い、糸鋸は美雲の体を揺する。 「ミクモちゃん!起きるッスよ!」 「・・・んー・・・・え、あれ・・・?ここって・・・・」 重たい瞼を開け、美雲は眠りから覚醒した。 それと同時に、勢い良く頭を持ち上げ、キョロキョロと辺りを見回す。 「・・・そっか。寝てたんだ、あたし」 「そッス。・・・どうかしたッスか?」 眠りから覚めた美雲の表情は、どことなく寂しげに見えた。 何かあったのだろうかと、糸鋸は美雲に問いかける。 「・・・夢を見てたの。あたしの、お父さんの夢」 「お父さん?・・・あ」 彼女の言の意味に気付き、糸鋸は口に手を当てた。 「・・・お父さんがまだ、生きてた頃の夢」 美雲は糸鋸から目を逸らして、言った。 そう、彼女の父親・・・一条九郎は、7年前に死んでいる。二人が出会った法廷で、殺されているのだ。 数日前の、大使館で起こった別の事件の捜査で、その犯人は逮捕されたが・・・ それでも彼自身は、永遠に・・・帰ってくることはない。 「・・・やっぱり、まだ、寂しいッスか?」 「分かんない。・・・・でも、時々・・・・会いたくなる。お父さんに」 美雲は顔を伏せると、呟くようにして言った。 部屋の中を包む無音のなか、鼻をすする音が一つ、聞こえてくる。 「もう、どこにもいないのは、分かってるよ。・・・分かってるけど。・・・・会いたいのは、しょうがないもん・・・」 美雲は目を潤ませ、下唇をかみ締め・・・誤魔化しようも、処理しようもない感情に、ただ耐えていた。 胸が詰まるような思いを抱えながらも、彼女はこの7年間を生きてきたのだ。 ・・・恐らく、今までも度々、この感情に襲われることはあったのだろう。 肉親の死というのは、そう簡単に立ち直れるものではない。 糸鋸自身もこれまでの、32年間の経験を通じ、そのことは重々理解していた。 「ご、ごめんね。いきなり、こんな話・・・」 「・・・・ミクモちゃん。顔を上げるッス」 「ん・・・・う、うん」 糸鋸に促され、美雲は目をゴシゴシと擦ると、伏せていた顔を上げ、糸鋸の顔を見た。 ・・・その瞬間。糸鋸は美雲の頭を両腕でしっかりと支えると、自らの胸板に押し当てた。 「え・・・の、ノコちゃん・・・?」 突然のことに美雲は困惑し、目を丸くした。 糸鋸は美雲の背中に手を回すと、かたく彼女の身体を抱きしめた。 「・・・お父さんとの約束。今でもまだ、守ってたッスね」 子供をあやすような優しい声で、糸鋸は語りかけた。 「約束」。美雲が子供の頃にしていた、父との交換ノート・・・そこに書かれた、いくつかの約束のことだ。 「確か・・・・『知らない人には、涙を見せない』・・・だったッスね。・・・それなら、大丈夫ッス。ほら、自分はもう、ミクモちゃんにとって『知らない人』なんかじゃ無いッスから。いくらでも泣いて見せて、良いッスよ」 糸鋸の言葉の一つ一つが、美雲の心の弱い部分を刺激していた。目頭が熱くなるのを感じる。 今まで、誰にも打ち明けてこなかった、寂しさ。・・・それを分かち合ってくれる人間が、目の前にいる。 亡き父親のような温もりを持って、自分のことを抱きしめてくれているのだ。 ・・・気がつくと、その瞳からは、大粒の涙がボロボロと零れ落ちていた。 「う・・・・うえっ・・・・・ふええええええん・・・・・!」 美雲は糸鋸の背中に手を回し、すがりつくような形で、泣き崩れた。 7年間・・・溜め込んできた寂しさを洗い流すように、涙が洪水のように溢れ出していく。 「お父さん・・・・ひくっ、お父さんっ・・・・・!」 しゃっくりに紛らせ、何度も父親を呼ぶ美雲。 かつての父の面影を思い出しているのか、はたまた、父の姿を糸鋸に投影しているのか。 みるみるうちに、糸鋸のシャツは美雲の涙で湿っていった。 (・・・ずっと、寂しかったッスね・・・) ・・・7年前。あの時も、美雲は今と同じように・・・法廷で泣いていた。 10歳になったばかりの女の子が、突然肉親を無くしたのだ。無理も無いだろう。 あの後、彼女は立ち直り、父親の死を受け入れたように見えていたが・・・ やはり、心の奥底には、まだ寂しさはあったのだろう。 美雲は、ずっとその感情と戦ってきたのだ。・・・・7年間、たった一人で。 そう考えると、よりいっそう、美雲への愛しさが込み上げてくる。 「う・・・っく、えうっ・・・・お父さ・・・っ、ぐすっ・・・・」 美雲の泣き声はいつの間にか下火になり、糸鋸を抱きしめる力も弱まっていた。 糸鋸は美雲を自分の両腕から解放させると、そのまま肩にその手を乗せ、言った。 「ミクモちゃん。お風呂に入りに行くッス」 「・・・え?」 何の脈絡も無く、突然風呂に誘われ、美雲は困惑した表情を見せる。 糸鋸は美雲の肩をしっかりとつかむと、自分のほうへと引き寄せた。 「お風呂に入って、辛い事は一旦忘れるッス。一人っきりで向き合うのは、大変ッスからね・・・・気を取り直して、信頼できるようなヒトと、一緒に戦えば良いッスよ」 肩を抱き、美雲の目をまっすぐ見据えて、糸鋸は言う。 彼女の目は相変わらず潤んでいたが、最初に比べれば大分元気を取り戻していた。 腕を顔にゴシゴシと擦りつけ、びしょ濡れになっていた目の周りを拭うと、いつものような無邪気な笑顔を見せる。 「ありがとう、ノコちゃん・・・もう大丈夫」 その表情に安心したのか、糸鋸はホッと一息つくと、美雲の肩から手を離し、立ち上がった。 「それじゃ、お風呂に入りに・・・」 行くッス、と言うのを遮り、緊張の糸が切れた糸鋸の腹から、グーと空腹を知らせる音が鳴る。 そういえば、署でごく軽い昼食を取った以外、今日は何も食べていなかった・・・と、糸鋸は思い出した。 美雲はというと、呆気に取られたような表情をしている。 「・・・いや。やっぱり、ゴハンが先で良いッスかね・・・?」 バツが悪そうに頭を掻く糸鋸の姿に、美雲は心の奥底の何かが緩むのを感じた。自然と笑みがこぼれてくる。 「ノコちゃん、せっかくかっこよかったのに。今ので台無しだね」 「うう。面目無いッス・・・」 自然と、美雲の心から・・・寂しさは消えていた。 ・・・かつて父親から受けたものと同じ愛情を、たった今感じたからかもしれない。 また一つ助けられたと、美雲は糸鋸に感謝しながらも・・・とりあえず二人で、夕食のソーメンを茹でるのだった。
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759 :名無し常連さん:2010/06/27(日) 21 47 38 ラクス「たまにはイベントを開催してみましょう」 【珍道中スレヒロインコンテスト開催】 参加資格は基本的に各作品の女性ヒロインとなります 参加希望者は当日10時までにいんでぃくすモール広場にお集まりください 祐未「賞品やスポンサー等の手配はどうするのですか?」 ラクス「すでにイスペイルさんやギル・バーガー★の方々と話は付けております。全面的に協力してくださるみたいです」 杏奈「そう言えばお母さんたちも今回のイベントに協力するって言っていたわね」 ラクス「ちなみに今回のコンテストは私達全員参加となります。」 ペットショップ・ry ルナマリア「へぇ~、今度面白そうなイベント開催するのね」 真矢「これは一騎くんにアピールするチャンスだよ~」 760 :名無し常連さん:2010/06/28(月) 21 07 34 アンジェリカ「ヒロインねえ…どーせ私はお呼びじゃないんでしょうねっ」フンッ ガズム「アンジェリカの奴、やさぐれちまって…俺も子育ての仕方間違えたのかな…」イタタ ガリス「…あちらで一緒に酒でも飲みましょうかね」 761 :名無し常連さん:2010/06/28(月) 21 41 25 「基本的に」(=例外有り)女性ヒロイン ヒロインの会全員参加 一騎「つまり総士も参加する訳だな!」 総士「何 故 そ う な る」 一騎「何か問題有るか?」 総士「そもそもファフナーのヒロインは僕ではなく遠mグハァ!?」ドゴーン 一騎「総士ー!?」 【いんでぃくす☆】 ザイリン「どうした翔子君、いきなりレールガンなんか撃って」 翔子「フッヒー、汚いですねさすが皆城君きたない…ファフナーのヒロインが私なのは確定的に明らかでしょう?」 甲洋「全くd「お前にはロングソード!」ウボァー!!」 762 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 09 40 50 シェルディア「ボクだってヒロインなんだから出ようかな」 (※お忘れかもしれませんが、珍道中スレはコボちゃん=レムなのでシェルディアルートです) ヴィル「ヒロインだと?下らん。それよりもそうめんに赤いそうめんが入ってないぞ」ズルズルッ ミスト「何でもルイスさんも出るとか」 ヴィル「赤いそうめん…なに?」チュルッ シェルディア「うん、例の変態ヒロインズのメンバーは参加だって」 ヴィル「(ゴックン)………面白い。は…いやルイスより私が優れていると証明するチャンスだ」 ミスト「…ルイスさんに勝てる筈がないじゃないか。こんなにも俺とヴィルの間で意識のry」 ヴィル「死ねよや!!」サクサクッ ミスト「バロンズゥ!!」 ヴェリ兵N「ぐふふふ。ヒロインになればS氏も拙者を認めざるを得ないでござる(///」 ヴェリ兵M「…うーん。月刊メカマニアの巻頭ピンナップ……ヴァルシ○ーネとは……素敵(///」ウットリ ヴェリ兵N「ならM殿も一緒に出るでござる」 ヴェリ兵M「……でも銀○ロボもいい……」 ヴェリ兵N「よし、申し込みしてくるでござる」バビューン ヴェリ兵C「どっちも人のはニャし聞いてないニャ」 イスペ兵S「Zさんならヒロイン間違いないですから!」 イスペ兵O「ああ、そのおっぱいならな!」 イスペ兵Z「ウチ…そないな事苦手やねん…」 イスペ兵S「なんと奥ゆかしい…それこそヒロインの資格!」ワクテカ イスペ兵L「お祭りなんだし出てみたら?」 イスペ兵Z「はぁ…」 ル・コボル「イディクスから参加者が結構出るみたいだね」 ヴェリニー「ル・コボル様もスク水で出ればぶっちぎりの優勝を」ハァハァ ガズム「それは単にお前の願望だろ…頭が」イテテ ル・コボル「私は絶・対・出・な・い・よ!!」 ヴェリニー「スク水のル・コボル様を見たいのにぃ(´;ω;)」 ヒロイン選手権参加者 (Kオリ&イディクス関係者) シェルディア(褐色KYロリヒロイン) ヴィル(ぽっちゃり魔女っ娘暴食王) イスペ兵Z(エロ癒し系おねいさん) ヴェリ兵M(メカフェチ無口娘) ヴェリ兵N(うっかりへっぽこくのいち) 763 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 10 20 32 【ヒロインの会オフィス】 祐未「結構参加者が集まっていますね。後は審査員等ですが…」 ラクス「競技の審判に関してはマリュー艦長や道生さんにカナ○さん等、実況はリーさんにゲインさんとミリアリアさんに頼んであります」 つばき「審査員は?」 ラクス「各作品の主人公の方にやっていただく予定です」 764 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 13 27 43 コトナ「優勝は経験豊富なお姉さんに見えて、実は純情乙女な私が頂く!」ガッ リンナ「姉さん、そういうのは自分で言わない方がお得じゃない?」 レイン「奥様~ミィさんのツンデレ分に~押され気味だから~燃えてますね~」 コトナ「そんな訳で、マキリの里の秘薬で審査員全員悩殺させたいんだけどぉ」 リンナ「何考えてんの、ダメに決まってるじゃない!」 コトナ「あんたが最後におねしょした日のことみんなにバラすわね」 リンナ「じ、実力で勝たなきゃヒロインじゃないでしょ!?」 コトナ「ケチな妹ねー」ブー レイン「奥様~なかなかセコいです~」 ルナマリア「メイリン、妹なら当然私を応援するわよね?」 メイリン「まぁね。でもヒロインっぽいのはステラさんじゃないかな」 ルナマリア「う、嘘でも立てなさいよ!姉を!」 メイリン「ゴメンゴメン。ところで夏の新刊はレイ×シン←ミストさん本にしていい?」 ルナマリア「シンを汚さないでよ!そ、それよりシン×私とかの」 メイリン「うん、じゃあお姉ちゃんを男体化させるけど」 ルナマリア「……これじゃアスランもますます禿げるわね…」クラッ カノン「…妹は大変だな」 翔子「姉の方が大変だよぉ」 765 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 14 53 57 【???】 デュランダル「ふむ。ヒロインコンテストか」 ザッキ「さしずめH杯とでも略しますか」 ジーン「時事ネタっぽい響きだぞぉ」 デュランダル「しかし結局、ラクス嬢か祐未嬢が勝つ筋書なのだろう」 ケジナン「…詰まらんですな。賭のネタにもなりはしない」 デュランダル「いや……待てよ。ならばこういう展開はどうかね?」 ヒソヒソ ラクス「………はい?」 祐未「自重…しろ…?」 ザイリン「各方面のスポンサーから言われてね。君たちは運営委員長と副委員長に専念してもらいたい」 ノーザ「お前たちは今まで負け知らずだしよ、ネタとして盛り上がりにかけるからな」 総士「ノーザさん。メタ発言は」 ザイリン「そんな訳だ。宜しく頼むよ」 ラクス&祐未「……はい(´・ω・)(´・ω・)」 ザイリン「…上手く彼女たちを説得できたよ」 ザッキ(通信)『これでこちらもやりやすくなりました』 ザイリン「彼女たちばかりがヒロインではないからな。偶にはいい薬になるだろう」 ザッキ『では賞品と経費の額を倍増させて頂きますよ、後ザイリン殿とノーザ殿には粗品を』 ザイリン「いやいや、君たちも悪よのぉ」 ザッキ『いえいえ、ザイリン殿には』 あっはっは 只今のエントリー ヒロインズ(杏奈・つばき・総士・ザイリン・ノーザ・ルイス様) イディクス関係者(ヴェリ兵M・N・イスペ兵Z・ヴィル) シェルディア ルナマリア コトナ エントリー希望? 真矢 ルル 翔子 カノン エントリー有力? レベッカ テルミナ 里奈 果林 ステラ カルメン プリシラ (・∀・)オホホ 最終的にはエントリー何名になるのか… 766 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 21 37 46 早いもん勝ちか?こりゃw ルル「美少女艦長枠は、ラクスさんの分もこの私が彩ってみせます!」ウフフ 真矢「生駒先輩の分はファフナーヒロインの私が決めちゃうからね~☆」 シホ「ま、怪我しない程度に頑張れ」 真矢「シホさんは出ないんだー?」 シホ「私の目標はヒロインではなくただ一つ!ジュール隊長の、こ、こ」 ルル「股関ですか?シホさんったら、ムッツリなんだからw」 シホ「違っ!こ、恋人だ!決して隊長のこ…こ、こかこ…(ブーッ)」 真矢「ありゃ鼻血」 里奈「ヒロインコンテストなんて夢のようですね、ミラお姉さま♪」ピトッ ミラ「んふ~里奈ちゃんも出たらいいのに。こんなに可愛いんだもの」ナデナデ 里奈「お姉様こそ♪それに色んな女体の神秘を堪能するチャンスですっ!」 ミラ「そーね、杏奈ちゃんとレスリング出来るかも知れないし」 里奈「きっとポロリもありますよ♪」 クーコ「お二人とも、いつの間に仲良くなったんですか?」 芹「…聞けない、つーか聞いちゃいけない気がするんだよね」 プリシラ「優勝したら孤児院のみんなと焼き肉パーティー出来るかなぁ?」 鏡「出来るな。高級店の焼き肉がやまほどな」 プリシラ「はい!参加しまーす!みんなにも骨付きカルビおごるからね♪」 アーサー「何と純な参加動機だろうか…」 ダコスタ「眩しすぎてプリシラさんが見えない…君が優勝だ!」 プリシラ「…ったく、平和だねぇ」 エントリー追加 ルル 真矢 里奈 ミラ プリシラ 767 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 22 06 05 766 カノン「真矢が出るなら受けてたとう。私こそがファフナーのヒロインなのだからな!」キリッ 翔子「フッヒー!?何どさくさに紛れて言ってるのよぉ!!私こそが一騎君のおいなりヒロインなんですからねぇ!!」 ステラ「うぇーい、ステラもプロ子と出るよ~」 プロ子「オホホ。私の優勝は間違いありませんけどね」 乙姫「果林はコンテスト出ないの?」 果林「あんまり気乗りしないから」 乙姫「なら総士を思いっきり応援できるね♪」 果林「ええ(笑)」 総士『……不安だ』 ミーア「最近アスラン争奪戦でも遅れをとってるから、そろそろ現役歌姫としてアピールね」 カガリ「くっ……来賓として呼ばれてなければ私こそが優勝を!!」 イスペイル様「順調に参加者希望者が出ているようだが…」 ジョシュア「例のごとくエントリー人数を決めてなかったんですね…」 エントリー追加 カノン 翔子 ステラ プロ子 ミーア 現在23名。あと一人か二人くらい? 768 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 22 32 53 766 志村ー!最後の台詞プリシラじゃなくてヒルダ!ヒルダ! 光司?「OK、俺の出番か?」 アーサー「…確かフルネームはヒルダ・ハーケンでしたっけね、ヒルダさん」 とりあえず俺の秒数の一桁目が 奇数なら後一人、偶数なら後二人、でどうだ? 769 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 23 30 20 あと一人… つキンゲ組 つダンガイオー つチャロン つマジンガー(さやかさんしかいないが) の中から誰か? 770 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 23 47 22 769 ならば困った時の秒数くじだな。 キンゲ組 1 サラ 2 シンシア 3 アデット ダンガイオー 4 ミア 5 パイ 6 ランバ チャロン 7 フェイ 8 ジェニファー 9 デボラ(かシルビー) マジンガー 0 さやか 771の秒数で頼む 771 :名無し常連さん:2010/06/29(火) 23 56 57 誰になるかは分からんがコンテストでの水着審査は外せないな、おっぱいポロリを期待するゼッート!! 772 :出場者まとめ:2010/06/30(水) 02 27 54 ガイキングLOD ○ルル・アージェス(腹黒美少女艦長) ○次大帝プロイスト(板倫の破壊者) ○北方将軍ノーザ(変態マッチョ) ガンダムSEED DESTINY ○ステラ・ルーシェ(天然不思議ちゃん) ○ルナマリア・ホーク(ミニスカ赤服) ○ミーア・キャンベル(プラントの巨乳歌姫) ファフナー ○遠見 真矢(お持ち帰りマークゴルゴ) ○羽佐間 翔子(フヒヒwなおいなりマニア) ○カノン・メンフィス(不器用ちゃっかり少女) ○皆城 総士(♂なのにヒロイン認定) ○西尾 里奈(魔法の指の百合スキー) ゾイドジェネシス ○ザイリン・ド・ザルツ(ショタ好き変態うっかり中将) ○コトナ・エレガンス(暗殺アイドル) ゴーダンナー ○葵 杏奈(闘う新妻ヒロイン) ○ミラ・アッカーマン(伊達と酔狂の百合お姉さん) ガン×ソード ○プリシラ(ど根性少女) 鋼鉄神ジーグ ○珠城 つばき(ツンデレ巫女ヒロイン) ヴァーチャロン ○フェイ(ピピッドハートツインテール) Kオリ&イディクス関係者 ○シェルディア・ルージュ(褐色KYロリヒロイン) ○ルイス様(フリフリ正統派ロリ) ○ヴィルヘルミナ(ぽっちゃり魔女っ娘暴食王) ○イスペイル兵Z(エロ癒し系方言バイリンガル) ○ヴェリニー兵M(メカフェチ無口娘) ○ヴェリニー兵N(へっぽこくのいち) イスペイル様「総勢24名か、よく揃ったな」 ジョシュア「僕ですジョシュアで(略)名前の後の( )は何です?」 イスペイル様「いや紹介の時に使う、簡単なキャラ紹介文だ。もっと練るつもりだがな」 剣司「こうして見ると…ファサリナさんやカルメンさん、静流さんにレベッカさんがいないのは惜しいっすね」 咲良「ほほぅ…あたしがいないのは惜しくないのねっ!!」バキッ 剣司「ウボァー」 ローサ「どうしてヒロインコンテストに私が出れないのよ!?」ウキーッ マリュー「そ、そのうちアラサーヒロインコンテストとかもあるわよ」
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長編 - School Days 桂言葉 やる夫イフェが聖戦を戦い抜くようです 元ネタ有り:ファイアーエムブレム 聖戦の系譜 やらない夫は自分のために料理を作るようです オリジナル 完結済み やる夫のグローランサー 元ネタ有り:グローランサー やらない夫の夏神楽 オリジナル ヒロイン:雪華綺晶・桂言葉 やる夫はフラグクラッシャーのようです オリジナル 桂言葉・間桐桜・竜宮レナ・遠野秋葉 やる夫がDQ3の勇者になるようです 元ネタ有り:ドラゴンクエスト3 ヒロイン:桂言葉・西園寺世界 清浦刹那 やる夫たちはジアースに乗って世界を守るようです 元ネタ有り:ぼくらの 西園寺世界 やる夫がDQ3の勇者になるようです 元ネタ有り:ドラゴンクエスト3 ヒロイン:桂言葉・西園寺世界
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響茜投下します。 ・4-4のシミュレート裁判から数日後の設定。 ・響也が若干やさぐれ、ヘタレ気味です。 「宝月刑事、取調べの方はどうなった」 殺人の容疑のかかった被疑者の取調べに立ち会い、 それを終えて戻ってきた宝月茜に、上司である課長が声をかける。 「相変らず容疑を否認しています」 「そうか。裁判明日に決まったよ。担当は牙琉検事だ」 「が、牙琉検事ですか・・・?」 その名前を聞いて心臓の鼓動が少し早くなる。 「ああ、だから早急にこの資料、検事局まで持っていってくれ」 「はい・・・」 「今回の事件、牙琉検事が担当だってね」 「久しぶりじゃない?こんな大きなヤマ担当するの」 「あのシミュレート裁判以降、バンドも解散してずいぶん大人しくなっちゃったもんね」 「上がそうさせてるんでしょ?これ以上問題増やされちゃかなわないって」 「あの裁判はマスコミも大騒ぎだったもんねー。おかげでこっちまで仕事になんなかったし」 検事局へ行く前に入ったトイレで、鏡の前でお喋りする婦警たちの話を茜は個室の中で黙って聞いていた。 牙琉響也のまわりで立て続けに起こったバンドメンバーと身内が犯した犯罪。 特にあの裁判員をテスト起用したシミュレート裁判以降、みんなの響也を見る目が変わってしまった。 彼に同情する者もいれば、罪を犯した彼らに対する響也の容赦のない追及に、 残酷、血も涙もないと陰口を言う人もいた。 組織全体が彼を腫れ物に触るような扱いをしているのが嫌でもわかる。 「あいつは何も悪いことしてないじゃない・・・」 自分にしか聞こえないくらいの小声で言った。 婦警たちがいなくなるのを待って、茜はそっとトイレから出て行った。 30分後、茜は検事局に到着した。 コンコン 「どうぞ」 「失礼します」 ドアを開けると、部屋の主はいつもの優しい笑顔で茜を出迎えた。 「明日の裁判の資料を持ってきました」 「ありがとう。早速拝見するよ」 響也が書類に目を通している間に茜は部屋を見渡す。 天井からぶら下がっている大型モニターが3台、 以前は3台すべてがフル稼働していて複数の事件の詳細が映し出されていた。 でも今は1台で事が足りるようだ。他2台には電源も入っていない。 以前は目障りに感じた壁一面のギターたちも、今はどことなく哀愁を感じる。 「よし、明日は予定通りいけそうだな。刑事クン、証言のほうしっかり頼むよ」 「わ、わかってます!」 急に話しかけられ、ついいつもの強い口調で返してしまう。 「ははは、その意気だよ」 「では失礼しました!!」 部屋を出て行こうとしてふと響也のほうを見る。 響也は窓際に立ち、どこか寂しげな表情でぼんやりと外の景色を見つめていた。 茜はドアノブから手を離し、再び響也に近づく。 「ん?まだ何か?」 戻ってきた茜に響也は少し驚いた。 当たり前だ。いつもの茜は用件が済むとまるで1分1秒でもここには居たくないと言わんばかりに立ち去って行くのだから。 茜は響也の前に立ち、肩から提げていた鞄の中からまだ開けていないかりんとうの袋を取り出し、 どれを半ば強引に響也に渡す。 「それあげるから、あんたの方こそ明日の法廷しっかりやんなさいよ!」 我ながらなんて可愛くないのだろうと茜は思った。 渡した後の響也の反応も見ずに、茜は足早に部屋を出た。 その茜が出て行ったドアのほうをじっと見つめる響也。 「しっかり・・・か・・・」 翌日の法廷。 終始検察側のペースで進み、被告の有罪という結末で幕を閉じた。 響也の隙も無駄もない鮮やかな法廷戦術に、その場にいた誰もが感嘆の声をあげた。 「さすがだね牙琉検事。1日でケリつけちゃったよ」 「実力はお墨付きだからね。上の連中が今後彼をどう扱うかまた見物だな」 ざわついた法廷内から傍聴人や裁判官たちがぞろぞろと退出していくなか、 響也は検事席から動こうとしなかった。 その表情はどこか虚ろで、いつも人に見られることを意識している彼らしくない無表情だった。 茜はそんな響也の表情を見て、胸が締め付けられた。 (なんて顔してんのよ・・・勝ったんだからもっと嬉しそうな表情しなさいよ・・・バカ・・・) お疲れ様でしたとか、おめでとうございますとかかける言葉はあったはずなのに、 今はどの言葉も彼には届かない気がして、茜は何も言わず裁判所を出た。 そしてそのまま警察署へと戻っていった。 「んー、やっと終わった!」 時計の針は夜の9時を過ぎたところだった。 茜は昼間の裁判が終わってから自分のデスクに戻り、溜まっていた報告書をまとめていた。 仕事中もずっと響也のことが頭から離れなかった。 いつもキザでナルシストでちゃらちゃらじゃらじゃらしてるあいつが大嫌いだった。 大嫌いだったはずなのに・・・ PPPPP・・・ 「!」 自分の携帯が鳴っていることに気づき慌てて取る。 「はい!もしもし」 「あ、刑事クン?ぼくだけど」 「牙琉検事ですか!?どうしたんですか?こんな時間に」 「刑事クン、今家?」 「いえ、まだ職場です。でもこれから帰るところです」 「そっかぁ。こんな遅くまでご苦労様」 響也の声は陽気だった。元気になったのかな?と思っていると、 「じゃあさ、今からぼくの家に来てくれないかな」 「は!?な、何言ってるんですか!今からって・・・」 「たのむ・・・会いたいんだ・・・」 それだけ言って電話を響也が切ってしまったようだ。 (な・・・何よアイツ!こんな時間に呼びつけて!!家に来いですって!? 来てほしいのなら、アンタが迎えに来なさいよ!!ってそういうことじゃなくてー!!) 頭の中でごちゃごちゃ考えている内に、 電話をもらった約1時間後には響也のマンションの前まで来てしまっていた。 マンション1階の玄関で警察署で調べた響也の部屋の番号を入力し、呼び出しボタンを押す。 「はい」 「ほ、宝月ですけど・・・」 「今開ける。上がってきて」 目の前の自動扉が開いた。 (今ならまだ引き返せる。本当にこのまま彼の部屋に行っちゃっていいの?) 迷っていたが、自動扉が閉まりかけたとき、茜は咄嗟に扉の中に入ってしまった。 「やあ、待ってたよ。どうぞ」 「・・・・・」 部屋のドアを開けて笑顔で出迎えてくれた響也。 赤紫のジャケットは脱いでいたが、いつもと同じだった。 ただいつもと1つ違うのは・・・ 「お酒、飲んでたんですか?」 響也からはいつもの男性物の香水に混じり、かなり強いお酒の匂いがした。 「うん、でも1人で飲んでるのも寂しくって。刑事クンから貰ったあれ食べたら刑事クンに会いたくなっちゃってさ。それで刑事クンに電話しちゃった」 リビングに通されると、テーブルの上にはすでに大量に飲んだであろう証拠が残っていた。 「適当に座って。何飲む?」 「あ、あたしはけっこうです。気にしないで下さい」 「えぇー、せっかく来たのに遠慮しないで。あ、コレ食べて食べて。意外と酒の肴に合うんだよ」 差し出されたのは昨日茜があげたかりんとうだった。 「じゃあいただきます」 大きなソファの一番端に浅く腰掛け、かりんとうを1つ摘まんで口に入れる。 「本当に好きなんだね。太らないのが不思議だよ」 「まあそれなりに気をつけてはいますから・・・」 「ふぅん」 「・・・・・」 会話が終わってしまった。 響也が無言でじっとこっちを見つめてくる。 そのあまりにも強い視線に茜は彼のほうを見ることができず、 視線を逸らしたまま何か会話の話題を必死に探した。 「き、今日の法廷、お疲れ様でした!」 咄嗟に出た今日の法廷の話題。 「ありがとう。刑事クンたちのおかげだよ」 「い、いいえ!みんな言ってましたよ。やっぱり牙琉検事はすごいって。今日の法廷だって終始検事が主導権握ってましたし。弁護側の理論を華麗に打ち崩していく姿なんかもう・・・」 「やめてくれ!!」 突然響也が大きな声を発し、茜はビクッと驚いた。 「君まで・・・君までそんなこと言うのか・・・。君までぼくを哀れむのか!!」 今まで見たことも聞いたこともない響也の声と表情に茜の体はすくんでしまった。 響也はがっくり肩を落としながら溜まっているイライラをどんどん吐き出していった。 「さっき検事局長から電話がきたよ。『これからもこの調子でしっかり頼む』だってさ。これからもって、しっかりってなんだよ!!ぼくは今まで一度も手を抜いたこともないし、真面目にやってきた!!真実を追究することがぼくの仕事だろ!?」 茜は何も答えられず、黙って聞いていた。 「なのにあのシミュレート裁判が終わってから、みんなぼくによそよそしくなったり、離れていったり、哀れんだり、挙句の果てにはぼくの側にいたら不幸になるとか言う奴までいる。もうたくさんだ。ぼくがいったい何をしたっていうのさ!!」 ダンッ!と響也がテーブルを思いっきり叩いた。その音が静まり返った部屋の中で大きく響いた。 お酒の力もあるのだろう、こんなに感情的になる響也を茜は見たことがなかった。 「君だってそうだ。いつもはぼくに冷たいくせに、まともに相手なんかしてくれないくせに・・・」 じりじりと響也が茜に近づいてくる。 「君に優しくされたのが一番ショックだった。君だけは普段と変わらないでいてほしかったのに…君にだけは哀れんでほしくなかったのに・・・」 響也の両手が茜の肩を掴み、響也の顔が茜の顔の至近距離までくる。その瞳にはいつもの優しさも力強さもなかった。 「あたし、そんなつもりじゃ・・・」 声が震えていた。励まそうとしたつもりが彼を傷つけてしまっていた。 好き勝手に言う連中と同じに思われたことが、茜もショックで泣きたくなってくる。 「じゃあどんなつもりだよ!」 「あたしはあなたのことが!!」 好きだから!!思わず口に出してしまいそうになり茜は下唇をきゅっと噛んでこらえた。 (好き?あたしがこいつを?だからあたしは、こいつを放っておけなかったんだ…) でも今ここで言ってしまったら、きっと響也のことをさらに傷つけてしまう、 そう思った茜はただただ黙って俯くしか出来なかった。 そんな茜を見て響也は小さく不適な笑みを浮かべた。 「わかったよ」 そう言って響也はいきなり茜の唇を奪った。 「!!ん・・・っ!!」 突然のことに茜は驚き、必死に響也から離れようとするが、 響也は片方の手で茜の頭をしっかり押さえ込み、もう片方の手で茜の肩を強く押さえた。 舌を強引に押し込み、茜の口内を激しく犯していく。 「んーーっ!!」 苦しくなり、茜は響也の胸をドンドン叩く。 響也が唇を離し、手の力を少し弱めた隙に茜は響也から離れた。 「あ、あたし、やっぱり帰ります!!」 立ち上がり玄関の方へ駆けて行こうとしたが、腕を響也に掴まれ引き戻される。 「帰さない」 低い声だった。響也の目を見て茜は震え上がった。とても冷たい目だった。 同じ目をした男を茜はふと思い出した。 あのシミュレート裁判のときに証言台にいたあの男・・・・・・ 「逃げるなんてダメだよ。それに君もさ、夜男の部屋に1人で来て、何をされるかわからないほど子供じゃないだろう?」 家に来て欲しいと言われたときから、この家に足を踏み入れたときから茜はなんとなく覚悟はしていた。 もしかしたら、心の奥底では期待していたのかもしれない。 それを見透かされたような気がして、茜は恥ずかしくて響也から目を逸らしてしまった。 「まさか本当に来てくれるなんて思わなかったけど、来たってことはこういうことしたくて来たんだろ?」 再び唇を強く奪われ、響也の舌が口内の奥深くまで侵入してくる。 「んんっ・・・」 響也を押し戻そうとする茜を制止し、両方の手首を片手でまとめ上げ壁に押し付ける。 もう片方の手で茜の胸元のスカーフを少し乱暴に解き、ブラウスを力任せに思いっきり引き裂いた。 「あっ・・・」 弾け飛んだブラウスのボタンが床に落ち、転がっていく様子を茜は呆然と見つめた。 もう本当に逃げられない・・・。茜は完全に覚悟を決めた。 これで彼の気が済むのなら・・・そう思って茜は黙って耐えることにした。 響也の唇が茜の唇から首筋、鎖骨、そして胸元へとじょじょに下がっていく。 胸を覆い隠す下着を下にずらし、露になった胸の先端に響也は吸い付いた。 「あっ・・・!ん、んんッ・・・」 堪えていた声が思わず出てしまい、両手を押さえられているため口を塞ぐことが出来ず、唇をさらに噛み締め声を抑えた。 「我慢しなくていいよ?ぼくは刑事クンの声聞きたいな」 長い指で茜の唇を撫で、茜の口が少し開いたところに中指を突っ込み軽く咥えさせる。 そうしている間も硬くなっている胸のピンクの先端を舌で唇で弄ぶ。 「ん、ぁぁ・・・っ・・・ふぅん、あっ、あぁぁ・・・っ!」 「可愛いね。もっともっと聞かせてよ」 響也は茜の口から指を抜き茜のズボンのベルトを手早く外した。 ズボンを膝まで下ろし、下着の上から茜の秘裂をなぞっていく。 そこは布越しでも十分にわかるくらい熱く潤っていた。 下着の中に手を滑り込ませ、秘部に直接触れる。 「い・・・やぁ・・・ああぁ!」 「はは、すごい感じてるんだね。どんどん溢れてくるよ。でもまだ触ってるだけだよ?指を中に入れちゃったらどうなるかな」 意地悪な笑みを浮かべて、さっきまで茜の口に入れていた指を今度は秘所へと割って入っていく。 「あっ・・・!!」 すんなりと指の進入を許してしまった。 響也が指を出し入れしているところから、くちゅくちゅという水音が静かな空間に響き渡る。 自らが発している卑猥な音に、茜の羞恥心が増していった。 指をもう1本増やし、中をかき混ぜるように響也の指が激しく動く。 「も・・・もぅ・・・や・・・めてええぇぇっ!!」 茜の限界が近いことを察知しても、響也は指の動きを止めなかった。 そして薄っすらと汗ばんできている茜の白い胸元に、思いっきり強く吸い付いた。 「あぅっ!あぁぁぁっ!!」 頭と目の前が真っ白になる感覚を茜は初めて体験した。 次
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テストです。 - テスト 2007-07-26 17 59 28 返信 - テスト 2007-07-26 18 02 12 06/01/23の成歩堂×真宵に萌えた。真宵も可愛かったし、"ちょっとヘタレだけど、誠実で真面目で心優しい"というナルホドの描写も凄く上手いなあと思った - 新参者 2007-07-26 21 51 39 あーキャラがらしくて世界観もしっかりしてる感があって俺も結構好き - 名無しさん 2007-07-30 15 57 54 07 03 15 の真宵の台詞「どんとこい」がもう、激しくGJ!ですた! - 通りすがり 2007-07-28 12 43 39 ミツマヨ好きです! - 名無しさん 2007-07-28 22 53 19 通りすがりの人、ナルマヨ書いた奴です。ありがとう。次も頑張ろうって思えるよ! - 3/15 2007-08-04 17 54 28 トロユリがかなりよかった。泣いた。大トロが好きになった。 - 名無しさん 2007-08-20 03 29 33 トロユリ最高だった!書いた人マジありがとう。本編でこの2人の関係を妄想してたから嬉しいよ。 - 名無しさん 2007-09-03 01 06 58 03/10/07のナルチヒ、ちゃんと推理して矛盾をついてる上にめちゃめちゃエロい。最高。 - 名無しさん 2007-09-18 09 08 45 同意! - 名無しさん 2008-02-19 23 30 30 05/06/08ヤハメイに激しく萌えた!オチが最高。また書いて欲しい。 - 名無しさん 2007-09-25 19 24 02 07/9/28のナルマヨすっごいよかった!真宵ちゃんが女の私から見ても可愛すぎる^^リアルな描写もよかった♪ - ナルまよねーず 2007-09-30 00 35 16 07/04/17c の 王みぬがすごく巧くてびっくりした! 売ってる小説みたいだ~ - 名無しさん 2007-10-22 07 32 01 亜チヒ面白かった・・・笑っちゃいました。ゼントルメンww - 名無しさん 2007-10-25 10 25 22 喫茶店シリーズの#3。ナルメイのシーンがすごく良かったです。 - ニット好き 2007-11-02 16 17 16 ミツメイ最高!! - kairo 2007-11-02 23 31 28 セーラーメイがなにげにツボ! - 名無しさん 2007-11-28 18 03 55 20080210のミツメイ最高! 幼げになっちゃうメイにきゅんとしました - ゆか 2008-02-19 23 29 46 響茜最高でした! 08066435461 - 名無しさん 2008-08-04 01 08 05 08/09/18がすごく良かった。もうあの設定、公式でいいと思うよ! - 名無しさん 2008-09-21 14 01 36 最後の方の姉妹の会話の辺りが泣けた。 - 名無しさん 2008-09-21 16 28 51 08/09/18と07/9/28がすっごく良い! - 名無しさん 2008-09-23 21 33 27 カミチヒ少ないのでもっと増やしてもらいたい - 名無しさん 2008-09-25 21 32 30 05/05/05キリメイ(K.Kの日記)が良い。甘い雰囲気のミツメイと霧緒の狂気が同時進行していくのが面白い。未完なのが残念。 - 名無しさん 2008-09-26 12 26 24 ハミイトノコ物語、初めて読みました。胸に迫るものが・・・!続きが気になる。 - 名無しさん 2008-09-29 18 24 24 07/11/25のミツメイ、真宵と冥の会話がリアルで好きw - 名無しさん 2008-10-03 23 01 37 04/06/15/2ミツマヨ、力作だね。最後のタイタニックの比喩に泣けた - 名無しさん 2008-10-08 09 15 06 07/11/04と07/11/25の会話がエろたんの書き味っぽくて、それでいてリアルで面白かったwww会話の流れに爆笑しました - 名無しさん 2008-10-10 14 46 34 07/02/18の九太×春美が微笑ましくて可愛い(*´∀`*) - 名無しさん 2008-11-08 22 41 03 08/10/09の続編待ってましたー!最中に好きって言い合えて涙する真宵ちゃんに涙してしまいました。 - 名無しさん 2008-11-21 21 01 34 上に同じく08/10/09続編まってました!掛け合いがリアルで面白かった!最後はちょっと泣きました - 名無しさん 2008-11-24 23 45 08 07/07/17の響茜サイコーっス!! 響茜もっと見たいっス! - 名無しさん 2008-11-25 06 43 10 04/06/18 成歩堂×真宵「スラップスティック」の続きが気になります。続きはないのでしょうか?もしあるならば、シリーズ別に別けてくれたら助かります。 - 名無しさん 2009-02-22 19 17 45 保管庫のおかげで春美×御剣という素晴らしいカプに開眼しました!作者さんありがとう!管理人さんありがとう! - 名無しさん 2009-04-04 00 01 20 09/03/11が良かった!読んだ後に優しい気持ちになりました。ナルマヨに幸あれ!! - 名無しさん 2009-05-07 21 29 45 ナルマヨもミツマヨも響茜も大好き!此処で近親恋愛的なオドミヌに目覚めました! - 名無しさん 2009-06-06 23 00 54 逆転検事終えた時から狼×シーナはめっちゃ考えてたんで、できてて嬉しかったです! もっと書いて欲しい☆ - さ 2009-06-11 16 49 01 ミツメイの話が読めて嬉しかったです。完成度が高くて最高! とにかく逆検のミツメイの話が読みたいです♪ ここの話はどれもレベルが高くて読みごたえがあります♪書き手さんありがとう!(^O^) - 名無しさん 2009-06-12 01 14 34 ミツマヨが大好きなので此処で素敵なミツマヨが読めて幸せです!もっとミツマヨ増えたら良いな - 名無しさん 2009-06-12 20 20 57 神乃木×千尋が好きなのでここで素敵作品が読めて幸せでした☆もっと神乃木×千尋作品が見れたらいいなぁと思っております(*^_^*) - 名無しさん 2009-06-13 10 35 45 逆転検事効果でミツメイが増えてて嬉しいです。書き手さんありがとうございます! まだまだ期待してます星s - 名無しさん 2009-06-16 07 14 44 狼×シーナがもう在って吃驚。内容も濃くて萌えました - 名無しさん 2009-07-15 10 38 45 響也×春美を読んだのですが、作者様の着眼点が非常に興味深い作品でした。読み終わる頃には、「アリだな」と、思ってしまうぐらいに、文章が丁寧に書かれていて、とても面白かったです。 - 名無し 2009-08-13 02 26 50 2日ほど前に逆転検事をクリアしましたが、自分はこの時ミツミクにハマりました!いい話ばかりのこの保管庫にミツミクがもっと増えることを、期待して待っています!! - 名無しさん 2009-10-25 11 58 03 ミツメイの素晴らしい作品が沢山あって、感動しました♪ありがとうございました♪ - 名無しさん 2009-11-05 21 40 50 どれもいい話ばかりなのですが、07/05/05 のナルマヨに本気で感動しました! ありがとうございます。 - 名無しさん 2009-11-23 01 17 53 カミチヒがどれも素敵でしたvvこれからもカミチヒ作品が増えると嬉しいです^^ - 名無しさん 2009-12-05 19 37 12 逆検でミツメイが急にマイブームになったので探して辿りつきました。書き手の皆様ほんとうにありがとう! - 名無しさん 2011-04-11 00 45 49 ナルメイ、ミツマヨ、ロウミク、オドアカ、キョウミヌを増やして下さい! できればシガミカも出してほしいです! - 名無しさん 2011-08-19 00 43 49 神乃木さんと千尋が入れ替わって…の続きが見たいです。 あ、これって一応リクエストってことになるんでしょうか? - サメ 2011-08-26 23 19 58 ナルホド×ハミ最高!新作期待 - リュウ 2013-03-30 14 34 16 オドミヌ長編で泣いた。 - 名無しさん 2013-09-12 23 05 40 オドミヌ長編全然泣けないんだけど。あんな独り善がりでもクズでもないだろオドロキくんは。 -- (名無しさん) 2014-06-08 22 02 17 名前 コメント すべてのコメントを見る
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今日ももうじき終業という頃になって給湯室にいた私に声をかけてきたのは、あきれるくらい予想通りに神乃木センパイだった。 「なァ。今日が何の日か知ってるか、コネコちゃん?」 …やっぱり。今朝起き抜けに情報番組を見てからずっと、絶対に来るだろうって思ってた。 私は気づかれないように、そっとため息をついた。 「水曜日ですけど。それが何か?」 「…分かって言ってるな、アンタ」 私をからかおうとするそぶりを隠しもしない、センパイのニヤニヤ笑い。 「2月22日、アンタのためにある日…だぜ。なァ、コネコちゃん?」 「…はぁ」 もう、逃げることは出来ないらしい。 私が背にした壁に手をついて、彼は私の顔を覗き込んで笑う。 「いいか、今日は本当にコネコになってもらうぜ…チヒロ」 ものすごく不穏な台詞と、絶対に何か企んでいる微笑。 そのまっすぐな瞳に射抜かれた私は、思わずこくりと頷いてしまった。 すぐに家に連れ帰られるのかと思いきや、センパイは繁華街のある駅で途中下車すると言い出した。 上機嫌で先を歩くセンパイの2歩後ろで、私は不安にかられる。一体、私はこれからなにをされるのか。もう、嫌な予感しかしない。 …帰りたい… 私は深く深くため息をついた。 ここで立ち止まって、雑踏の中にまぎれてしまう事は簡単だ。けれどもそんなことをしたって、きっとセンパイは容易に私を見つけ出してしまうだろう。なんというか、そういう人なのだ、神乃木荘龍という人は。 「なあオイ、置いてっちまうぜ」 「…あ、ハイ」 条件反射で返事をして、がっくりと肩を落とす。 …やっぱり、帰りたいと言えばよかった。 そんな私の後悔は、ぎらぎらとしたネオンが近づくごとにどんどんと大きくなっていった。 妙に装飾の凝った廊下で、202と刻まれたライトが点滅している。 ドアを開けるや否や、センパイは有無を言わさず私を抱き上げると大きなベッドへ運び、そして放り投げた。 「…せ、センパイ?スーツが皺になるので、あの…」 愛用のブリーフケースのなかに手を入れてなにやらごそごそしているセンパイに、おずおずと進言する。だけど、センパイはまるっきり知らん顔だ。 「今日はコネコちゃんにいいものをやるぜ」 鼻歌さえ交えながらセンパイが鞄から取り出した黒いモノは、まごうかたなき猫耳だった。 「え、コレ…」 「言ったろう?今日はホンモノのコネコちゃんになるんだ…チヒロ」 身体の中に響く、甘い声。いつもの夜の声。 こんな状況でこの声を聞かされるだなんて、思ってもみなかった。 まさかとは思ったけれど、本気でこんなことをするとは。 だいたい鞄からアレが出てきたということは、前々から用意して家から持ってきたっていうことで…それはイコール、これが計画的な犯行だっていうことだ。 あまりの状況に発する言葉を思いつくことができず口をぱくぱくさせている私の頭に、あっという間にソレが装着される。 「なあ、見てみな。カワイイコネコちゃんが鏡に映ってるぜ」 肩を抱かれて、ベッドサイドの大きな鏡へ身体を引き寄せられる。 少しだけ乱れたスーツに、猫耳をつけた私。そしてそれを満足そうに眺める私の恋人が、そこにはしっかりと映っていた。 逃れようもなく見せ付けられて、さっと頬に血がのぼっていく。 「クッ…可愛いぜ、チヒロ。すっかりコネコちゃんだな」 「い、イヤです、こんなの…」 …イイだろう、たまには趣向を変えたって。 そう囁かれて、思わず誤魔化されそうになる。まだ頭が混乱してて、うまく考えられない。 赤味を帯びた照明のせいで、自分の肌が桃色に見える。 でももしかしたらこれは照明のせいなんかじゃなくて、私の肌はとっくに快楽に染まってしまっているのかもしれない。 センパイは猫耳のついたカチューシャをうまく避けて私の頭を撫でると、さらりと肩に広がる髪をひと房掬い取って、ゆっくりと唇に押し当てた。 それは、いつもの『はじまり』の合図。 「…あ」 条件反射で、私の肩から力が抜ける。 それを察したセンパイが、私の身体をベッドへと引き倒した。 「大丈夫だ、安心しろ。そんなに無茶なことはしねぇよ」 「……」 ちゅ、と頬に口付けを落とされる。その言葉を信じていいものか否か、まだ私は迷っていた。 「怯えたコネコちゃんよりなついたコネコちゃんと遊ぶほうが、オレも楽しいからな」 また、口付けられる。今度は額に。こめかみに。添えられた手が頬を撫でる。 その優しい手はいつもと同じで、私はようやく少しだけ警戒心を解いた。 「…ほんとう、ですね?」 「ああ、コーヒーの神様に誓ってもいいぜ」 センパイは私に覆いかぶさったまま、瞳を閉じて恭しく胸に手を当てた。 「…そういうのは、私に誓ってください」 指先で、ちょんと唇を突く。少しかさついた色の薄い唇が、ふっと笑みを浮かべた。 「クッ、違いねェ…誓うぜ。チヒロ」 囁かれてすぐに降りてきた口付けはいつものように優しくて、もう疑う部分なんてどこにもなくて。 だから私はすっかり安心して瞳を閉じ、センパイに身を委ねることにした。 ベルトを外されスカーフを解かれ、スーツのチャックが性急に下ろされ袖を抜かれた。 剥きだしになった下着は、何の飾り気もない黒。センパイが用意した猫耳と同じ色。 センパイが、感嘆したようにほう、と息をついた。 「…綺麗な黒猫、だぜ…」 「や、だ…」 急に恥ずかしくなって、脱がされたスーツを掻き抱いて身体を隠す。けれども、それはすぐに大きな手に阻まれた。 「こら、ちゃんと見せろ。せっかく綺麗なんだ」 「じゃあ…せめて、電気を…」 「消すわけねェだろ?」 私の懇願は、ニヤニヤ笑いとともに、見事に瞬殺される。 「チヒロのコネコ姿、シッカリ焼き付けておかねぇとな」 「ば、馬鹿な事を言わないでください!」 「コイビトの可愛らしい姿を焼き付けておきたいって思うのは別に馬鹿なことじゃねェだろ」 微笑んで、な?と小首を傾げられる。 「…あの、そんなことしてもかわいくありませんよセンパイ」 「ったく、つれねぇコネコちゃんだぜ…」 「つれなくて結構です」 ぷい、とそっぽを向いた。視線の先には鏡があって、否応なしに自分の今の姿を実感させられる。うまく言いくるめられてしまったことを後悔したって、もう遅い。 背後から、大きな手が私を抱きすくめてくる。 「そんな悪いコネコちゃんにはお仕置きが必要だな」 喉の奥で、くつくつと笑う声。 一体なにを、と振り返るよりも早く、首筋に鋭い痛みが走る。 「ひ…ッ!」 歯を立てられたのだと気づいたその時には、もう強く吸い付かれていた。 「ダメ、センパイ…痕、が…っ」 「大丈夫だ、いつもの格好なら見えやしないさ」 「そうかもしれないですけど、んっ!」 言うなり、またちゅうと音を立てて吸われる。今度は肩口。少し戻って鎖骨。 体中にキスを降らせるその手順もいつもどおりなのに、部屋の明るさが、目の前の鏡が、私をどんどん追い上げてゆく。 私を抱きしめていた手はいつの間にか太股をまさぐり、腰のラインを辿って脇腹へと上がってきていた。 ぞくり、と快感に肌が粟立つ。 「ん、あっ…」 「なんだ?いつもよりもヨさそうじゃねえか」 「そんな、こと…な……はあぅっ」 心底楽しそうな声も、もう霞がかかったようにしか聞こえない。 私はぼうっとしたままそれでもどうにか言葉を紡ごうとして、そして失敗する。 センパイの大きな手が私の胸を下着ごと包んだ感触が、すべての理性を断ち切った。 目の前の鏡に映るのは、いつもの私じゃない。 快楽に溺れた、ただの一匹の猫だった。 「や、あ…ふ…」 「やっぱりアンタ、感度上がってるぜ」 「や、ウソ…んううううぅっ…は、ああっ」 下着越しの愛撫が、もどかしい。こんなにも先を焦がれたことは、今までになかった。 鏡の中の私ははしたなく喘いで、与えられる快感にただ酔っている。 でも足りない、これだけでは足りない。自分でも意識しないうちにすり合わせた脚の奥で、湿った音がしたような気さえする。 「どうして欲しい、コネコちゃん…言ってみな、聞いてやるぜ」 下着に包まれた私の胸を捏ね回しながら、センパイが耳元に囁きかける。その声にさえ、感じてしまう。 「これ…はず、して…ください…っ」 震える声で伝える。ホックを外して欲しいと背中を逸らす。 「よし、いいコだ…でも、そのお願いは聞けねぇな」 センパイは肩口にキスをして、そのまま口でストラップを下ろした。 力任せにブラジャーを押し下げられて、ふるんと乳房がまろび出る。 「あ…や…ああ…」 「何がイヤだ、こうして欲しいんだろ?」 ふと気づくと、センパイは私の上に覆い被さっていた。 もう鏡は見えない。それでも、恋人の熱い瞳は自らの痴態を思い知るには充分すぎた。 下着越しにさんざん苛められたせいで、胸の頂はすでに硬い。 きっと、今からピンポイントでソコを苛められる。想像しただけで、どくんと鼓動が跳ねた。 熱っぽい瞳で私を見つめたまま、じっと動かない先輩。その視線だけでイかされてしまいそう。 もう、たまらなかった。 「ね…お、ねがい…センパイ…ここ、触って…」 自ら胸を摺り寄せ持ち上げると、触れられるのを待っているその場所を示す。 センパイが、我に返ったようにはっと息を呑んだ。 「…クッ…凄いな、今夜のコネコちゃんは教えてないことまでしてくれるのか?」 大サービスだ、と、熱に蕩けた瞳でうたうように囁く。 そんな声にすら身体が震える。そうだ、私は今、とてつもなく恥ずかしいことを、自分から。 でも、止められない。止めることができない。 私の身体は今までの中途半端な刺激にとっくに感じきっていて、望むものが与えられたらきっとあっという間に達してしまう。 「あ、あ…ッ」 耐え切れず、太股を擦る。今度は隠しようもなく、ぬちゅ、と湿った音がした。 聞こえて欲しくはなかった。でもその期待は、センパイがごくりと喉を鳴らす音に脆くも崩れる。 「…チヒロ、今」 「い、イヤ…ち、違う、の…」 「違わねェだろ、なぁ」 望んだ胸への愛撫は与えられないまま、先輩の手が私の秘所へ添えられる。 蕩けきったソコを、無骨な指がすっと辿った。 「ひああああんっ!」 「すげェな…こんなに濡れたこと、あったかよ?」 「あ、ああ…っああっ」 もうすっかり役目を為していないショーツを横にずらされ、ぐちゅぐちゅと無遠慮にかき混ぜられる。 普段なら少し痛みを感じる荒々しい愛撫も、今の私には快楽のもとでしかない。 「あ、ん…んあああ…」 頼りない弱々しい声が、引っ切り無しに喉から漏れ出てゆく。 これだけ蕩かされているのに、さっきから望んでいるところには指一本だって触れられていない。 …これで望んだ愛撫を与えられてしまったら、一体私はどうなってしまうんだろう。 悦楽の底無し沼で、どんどんと溺れてゆくんだろうか。 「クッ…そろそろコネコちゃんの欲しいもの、くれてやるぜ」 ひとしきり秘肉を弄ったあと、センパイは欲情した雄の顔でそう宣言する。 …ああ、ようやく、ようやくだ。 私はまたさっきのように、胸を抱き寄せた。 だけれどセンパイは、私の期待とはまったく違う行動に出た。 仰向けの私をぐるんとひっくり返すと四つんばいにさせ、顔を鏡のほうへと向けさせる。 蕩けきった痴態が丸見えだったけれどそれでももう、恥ずかしさより快楽を求める気持ちのほうが強かった。 早く触れて欲しい。早く、早く。 「…セン、パイ…」 「しっかり見ときな、コネコちゃん…きっと、トリコになっちまうぜ」 後ろから覆いかぶさられ、熱いものが押し当てられる。 え、と思ったときには、もう遅かった。 ずちゅっと淫猥な音を立てて、センパイは私を後ろから貫いた。 「あ、ああああああああああああッ!!」 さっきまで望んでいたものとは違う。それでも、彼の侵入を待ち焦がれていなかったといえば嘘になる。 バババっと目の奥で火花が飛ぶ。今までとは質の違う、圧倒的な快楽。 きもちいい、きもちいい…きもちいい! みっともなくひくひくと柔肉を震わせ、与えられたモノを噛み締めた。 「クッ…そんなに動くんじゃねえ、チヒロ…」 「あ、あああ…だ、って…っ」 欲しいの、欲しいから、動いちゃうのに。 「もっとシてやりたいのに、これじゃオレが持たねえだろう?…そんなみっともないのはゴメンだぜ」 「ん…あはあああああああああああっ!」 ぐっと押し込まれて、ひときわ大きな声が漏れる。 「…あ、ああ、ああああっ…」 「イイ、みたいだな、チヒロ…ッ」 正確で深いストロークが、がくがくと私を揺さぶる。 …もう、何も考えられない。 「…チヒロ、鏡。見てみろ」 「う、くぅ…ん」 激しい交接の最中にぐいと頤を持ち上げられ、鏡を注視させられた。 「よく見ろ…いやらしいコネコだろう?これが、今のチヒロだ」 「あ…はぁ…ああああ…ん」 涙で霞む視界と、ぼんやりと熱で曇った頭。 それでも、目の前の光景がどれほどのものかっていうことくらいは、わかった。 どうしようもなく乱れた髪。頭の頂上には、つくりものの可愛らしい耳が鎮座している。 ブラジャーは押し下げされ、ショーツは履いたままクロッチをずらされて、ぐっぷりとセンパイの欲を受け入れていた。 まるで動物のように四つんばいで。後ろから。 …それはただの、淫らな雌猫。 自分で認めた瞬間、身体に電気が走った。 「あ、ああ…っ」 視界が真っ白になる。バチバチと火花が散る。 私からは死角になっている秘肉。そこから、愛蜜がとろりと太股を伝うのがわかった。 「クッ…凄いな、今、少しイッただろう?」 「あ、あ…ああ…ん…」 もう、まともな言葉が紡げない。ぐったりと力の抜けた身体で、掠れた声で喘ぎ続けることしかできない。 「そんなにキツくされたら、もう我慢できないぜ…」 「う、やああああぁん…っ!」 ひときわ深く貫かれて、悲鳴を上げた。スピードは下がるどころか、どんどん加速していく。 「や、あ、やああ、こ、こわれ、ちゃう…っ!」 「壊れやしねぇさ、これくらいじゃ、な!」 ぐいとギリギリまで抜かれたかと思うと、腰を回すように打ち付けられる。 腰をつかんでいた手が片方離れて、私の胸を掴む。無骨な指先が、すっかり硬くなった頂を捻った。 ようやく与えられたそれに、もう何度目かの軽い絶頂が訪れる。 「ひ、や…ああんっ!ああん!ああああっ!あ、やああっ!」 「クッ…凄ェ、キツ…いなァ、もう…イイ、か?」 「あっ、あああっ、わ、わたし、もっ…うん、ああぁっ!」 がくがくと体が震える。それは、貫かれる衝撃のせいだけではもうなくて。 身体の奥で、どくどくと脈打つものを感じる。 もともとの圧倒的な質量。それよりもさらに膨らむのを、私は確かに感じ取った。 「く、ッ…ああ、チヒロ、チヒロ…ッ!」 「あ、あああ…んあ!あ、ああっ…そ、そうりゅ…そうりゅう、さん…っ!」 こんな時にしか呼べない名前を、熱に浮かされたまま呼び続ける。 必死にシーツを掴んで、行き場のない強すぎる快楽を享受した。 汗ばんだ手が身体を這い回る感覚も、 時折背中に落とされる唇も、 不規則に漏れる吐息も、 繋がった場所の熱さも。 すべてを享受しようと、私は精一杯身体を開く。 「…は、そろそろ…イク、ぜ…、チヒロ…!」 「ん…きて、きて、きてええええっ!」 「ああ……く…うッ…!」 「ひ、ああああああああああああァァァッ!!」 恥も外聞もなく叫んで、絶頂を迎える。 同時に熱い情欲が身体の奥に注がれるのを、確かに感じた。 意識を飛ばすその瞬間に、鏡が視界をよぎった。 そこにどろどろに蕩けあった二匹の獣を認めて、ゆっくりと私は瞳を閉じた。 まだ朧な意識のまま、大きく息をつく。目の前の肩にしがみ付きながら呼吸が整うのを待っていたら、大きな手が私をベッドに横たえた。 後始末をしながら、頬に張り付いた髪を払ってくれる。 「…大丈夫か?コネコちゃん」 「だいじょうぶ、です…それと、いい加減そうやって呼ぶのやめてくれませんか?」 「クッ…さっきまでのアンタは完全にコネコだったぜ」 「…!!」 センパイのやに下がった表情。なにを考えているかなんて、顔に全部書いてある。 急に恥ずかしくてたまらなくなって、私はまだ整わない息でセンパイの顔面に枕を投げつけた。 「イテェな、何するんだ!」 「センパイが悪いんです!」 布団を引き上げて、胸元を隠した。きっと私、真っ赤になってると思う。 センパイはそんな私をやっぱりニヤニヤと見つめてくる。もう、耳まで焼けるように熱い。 からかうのもいい加減にしてほしいなんて思うけれど、こんなふうにじゃれ合うのは本当のところ嫌いじゃない。 こんなに大きなオトナなのに、まるで小さな男の子。好きな子ほどイジワルしたい…なんていうヤツだってことくらい、私だってわかってる。 そんなセンパイがいとおしくて仕方ないから、私はいつも彼を許してしまうのだ。 センパイもそのあたりは心得ていて、拗ねた私相手に本気で怒ったりはしない。 さっき上げた怒鳴り声なんて忘れたって顔でぎゅっと抱きすくめられて、こめかみにキスを落とされた。 「…もう一度、コネコにしてやろうか?チヒロ…」 耳元で、甘い甘い洋酒みたいなセンパイの声。 条件反射みたいに、すぐにとろりと酔わされて蕩かされてしまう。 唇が耳元から離れると、今度は額が合わさった。 センパイの瞳の中に、みっともないほど蕩けた私の顔が映ってる。 …ああもう、こうなってしまったら、どうしようもない。 可愛がってやるぜ、コネコちゃん。 くちづけながら囁かれ、私はふたたび陶然と瞳を閉じた。
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御剣×千尋① 「話がある」 「聞きたくないわ」 千尋は玄関から一番離れた部屋の隅で膝を抱えたまま携帯電話に向かって、そう小さく呟く。 今更何の用なのかとヒステリックに叫びたい気持ちもあったが、それより何より放って置いて欲しかった。 電話先の相手は、知っている限り連戦連勝。初めての裁判の前から天才の名を欲しいままにしていた検事。 一回目の裁判の相手という接点のみで、ずっと法廷に立とうともしない弁護士に、一体何の用があって突然訪ねたというのだ。 そんな千尋の考えを読みとったように、電話の先で男は言う。 「理由が聞きたければココを開けたまえ」 同時にドン、と、扉が鳴る。 教えたはずのない住所だというのに、男は勝手に訪ねてきた。 ストーカーですと警察に連絡することも考えたが、相手の立場を考えればそれも出来ず、警察とは関係のないところで頼れた男はもういない。 心臓が一瞬痛んだ。 生きてはいても、もうずっと目覚めない男。 彼も、今ドアの先に立つ男と同じようにドアを叩き自分に呼びかけた。 ここから出てこいと。 (嫌……) 電話を切ってしまいたい衝動に耐えながら千尋は小さく首を振る。 衝動に負けて電話を切ってしまえば、男はドアを激しく叩いて自分の名を呼ぶかもしれない。あの男と同じように。 それに耐えきる自信がなかったから。 「聞くことなんてありません」 「私には言いたいことがあるのだよ」 再び、音が鳴る。 (出てこい、チヒロ……) 初めての裁判で負った心の傷。 それに耐えられるほど強くはなく、たぶん、癒そうとしてくれた男の手からも千尋は結局、逃げた。 結果、一人で事件を追った男は 「何も……聞きたくありません」 何度も自分に呼びかけた声を思い出して、殻に閉じこもるように膝を丸めた姿勢のまま顔を伏せる。 放って置いて欲しかった。 母がいなくなった原因を作った男への復讐等という不純な目的で弁護士を目指した自分への罰。 あの裁判はそう言うことなのだと思うようにしていた。 信じ切れない。弁護するであろう人々ではなく、弁護しようとする自分自身を。 そうやって自己完結してしまえば、傷に蓋をしてしまえば痛むことはなかったから。 時折、その蓋を剥がそうとする人がいるけれど。 蓋の下で膿んでしまった傷口に気づくこともあるけれど。 ……それでも、新たに傷を作るよりはずっと良かった。 「まだ逃げているのか。綾里弁護士」 電話先で、溜息と共に紡がれた言葉。否定できる余地など無い。 「そうよ」 自嘲気味に笑ってみせれば、もう彼の興味は自分から去ると思った。 だが、違った。 「そうか。だったら逃げ道を塞げばいいのだな」 「……は?」 聞こえた声は、先と同じように。または、初めて会ったときと同じように感情の余りこもっていない声。 だが、調子が何か違っていた。 「……あの」 「君がこの扉を開けなかった場合、私はある人物を呼ぼうと思う」 「もしもし?」 「有能な人物だ。有能ではあるが、犯罪でもあるな。何、貴様の昔の犯罪を周りの人間に暴露されたいかと脅せば、窃盗犯の1人や2人快く私に手を貸してくれるだろう」 「そ、それって恐喝じゃない……しかも、犯罪よ!!」 「捕まらなければ問題は無かろう」 しれっとそう言ってのけた相手に千尋はくらくらとしながらも諦めの境地に達した。 何せ相手は、黒い疑惑をかけられて尚生き残っている検事だ。本当にやるかもしれない。 溜息をもらしてから携帯を切って、ドアへと向かう。 扉を開ければ、憶えているよりも衣装があっさり風味になった検事が立っていた。 胸元を飾るスカーフは、相変わらずとしか言いようがなかったが。 それでも、初めてみたときの自分の力を大きく見せようと背伸びするようなあの雰囲気はなかった。 「お久しぶりね、御剣検事」 「ドアを開けていただき感謝しよう、綾里弁護士」 そう言って笑みも浮かべず立つ男の腹にきっつい一撃をお見舞いしたくなったが傷害罪で捕まってはどうしょうもない。 平常心平常心と呟きながら、千尋は男を部屋へと入れて扉を閉める。 そして座布団に座ることを進めながら、自身も向かい合って座ると非難混じりの視線を向けた。 「……それで、何の用?こんな時間に」 「この事件のことを知っているか」 渡されたのは新聞の切り抜き。 眉を寄せて内容を読めば、大学生の青年が同じ大学の青年を殺しただとかそんな内容。 そう言えばテレビでやっていたなと思う千尋に、次の資料が渡される。 「……丸秘って書いてあるんだけど」 「気にする必要はない。事件概要を読んでもらいたい。3ページ目の辺りだ。」 持ち出し厳禁と赤字で書いてすらある資料に、思わず引きつる千尋に何のことはないと軽く言って御剣は先を進める。 何を言っても無駄かと3ページ目を開いて読むうちに、千尋は理解した。 この男が何のために自分に会いに来たのか。 「いやよ……もう、彼女とは関わり合いたくないの!!」 資料をテーブルの上に叩き付けて千尋は首を振る。 被害者。被疑者。そして、その2人を結びつける動機とされるのは、勝つも負けるも無かった綾里千尋と御剣怜侍の審議において、ただ一人勝利を奪い静かに微笑んだ女。 そして、事件を追った一人の青年が毒を盛られた事件で最重要容疑者とされた女。 勝てない、と思った。 対決しようとすれば自分にとって大切なことが壊れていくと思った。 自分を信じる心。 自分を助けようとしてくれた人。 「……いや」 顔を伏せ耳を両手で覆い目を閉じた千尋に、御剣は両手を広げやれやれと言うように首を振ると立ちあがる。 「嫌でも何でも、君には法廷に立ってもらいたい」 「どうしてよ!!」 唇を噛んで、それでも顔は伏せたまま千尋は叫ぶ。 「どうして放って置いてくれないのよ!!逃げたっていいでしょう!?貴方には関係ないじゃない!!」 「関係あるから、私はここに来たつもりだ」 「どういう関係よ!」 「私と君の勝敗は、まだ付いていないのだ」 きっぱりと御剣は言い放った。 「狩魔は完璧を持って良しとする……綾里弁護士。君との法廷は白も黒もなく灰色だった。それでは完璧ではない。私は君と再び戦い、そして勝たなければならないのだ。あの法廷で」 静かに紡がれた言葉に千尋は始め怒りを感じた。 法廷に勝利も敗北もない。被害者と被疑者がいて、分からない道筋を探り未来へとつなげるだけだ。検事と弁護士はただ信じる存在が違うだけ。 だが、その言葉を口にする前に御剣の唇が千尋のそれを奪った。 「っ……っ!?」 「言い訳を聞きに来たのではないのだよ、綾里弁護士」 御剣は千尋の目を見たままきっぱりと言う。 それは千尋が失っていた、自分を信じている者の目。 自身の腕を掴んでくる強い力よりもその目に恐怖を感じて千尋は目をそらす。 「強姦罪で訴えるわよ!?」 「君が恐怖を感じているのなら、全て忘れさせてやろう。それがセオリーというものらしい」 「だから、」 「訴えられないように、口説いているつもりなのだが」 思わず千尋は言葉を失った。 キスして、腕を掴んでから言う台詞だろうか。少なくてもこれでOKする女などいない。絶対にいない。 「……本気?」 「好きだ等と言えば嘘だとは思うがな。君に再び法廷に立ってもらいたいのは事実だし、そのための努力を惜しむつもりはない」 「ちょっと。私みたいな女を抱くのに努力が必要なの?」 「私がそれ以外に方法を知らないとはいえ、明らかに理由としては苦しいからな。 全てを忘れさせるために抱くというのは……まぁ、他に知っている方法と言えば…… 消化器で頭を一撃して恐怖心を忘れて貰うことだが、そんなことをした場合君の記憶が保証できない。それも困るだろう」 「まったくだわ」 そう言って千尋は笑う。 たぶんここで、掴んだ手を払い法廷に立つことを決めれば男は何もせずに去るだろう。 だが、それで恐怖心が拭えるわけでもない。この男に抱かれたところで消えるはずもない。 (それでも、何もしないよりはましかもしれないし……こうなったらヤケよ、千尋) 自分の身体に下心をもっての提案ではないと、なんとなく思ったかもしれない。 「せめてベットで行うことと、シャワーぐらいは認めてもらえるかしら?御剣検事」 「ム。検察側に異論はない」 今更ながらに照れたように、御剣は千尋の笑みから目をそらして頬を赤らめた。 少し湿った髪を手にとって柔らかなキスを落とす。 男の手が自分の髪に触れているというのも久し振りで、その微かな感触はくすぐったくも愛おしくもあった。 「……案外、女性には優しいのかしら?」 「自分の身で確かめることだな」 笑うこともせずに御剣は千尋の頬の形を憶えるように指先で丹念になぞり、軽いキスを落とす。 残った片手で胸元に触れれば、服の上からでも分かる豊満なバストが確かな重量を持って掌に当たった。 初めはやんわりと触っていたが次第に胸の形が変わるほど強く揉んでしまう。 シャワーを浴びたばかりの肌に指は吸い付き、心地よい柔らかさは御剣を夢中にさせてしかるべきものだ。が。 「痛っ……御剣検事、もうちょっと優しく触ってもらえないかしら」 「ム。すまない」 眉を顰めて言う千尋に素直に謝ってから、再び御剣は千尋の胸を優しく揉み出す。 乳首を口に含めば少し堅く、丹念に舐めて舌で転がせばその堅さも増していく。 悪戯心を起こして甘く噛んでも、苦情は来なかった。 甘く色づいた吐息は微かに熱を帯び、見れば眼差しもとろんとぼやけている。 雄を感じる荒々しさは無い行為だが、千尋に必要な甘い優しさがそこにあった。 だが、胸だけで終わるわけにはいかないと御剣はその離しがたい場所から手をゆっくりとずらし、足に触れる。 まずは遠い足の指から。一本一本を口に含み舌で舐めあげて。 その行為に続いてふとももの外側を撫で上げて、次第に内側へと愛撫をつなげていく。 それでも中心には手を触れずに御剣は千尋の肌を楽しむと同時に慈しむように撫でていった。 「……っ」 微かに漏れる声も耳に届く。非難混じりの吐息も。 だが、せがまれるまでそこには触れるまいと決めていたのは、本当に自分が許されている証拠が欲しかったのだろう。 心の中で自嘲気味に思いながら、内腿を撫でながら乳首に唇を落とした辺りで苛立った声がようやく御剣の耳に届く。 「そんなに……焦らすこと、無いじゃないっ……こんなんじゃ忘れられないでしょう!?」 顔を覆うように腕を上げていた千尋が、表情を隠しながら声を上げる。 だが表情を隠していても、聞こえてくる荒い吐息やうっすらと染まった肌が彼女が感じていることを御剣へと知らせてくれた。 「それは失礼した」 内心を覆い隠したままの冷静な顔つきで御剣は千尋の足へと手を掛ける。 必要以上に大きく開かせたが、特にそれにたいしての非難はなく、ただ触れた空気の冷たさに千尋は息を吐く。 まず始めに包み込むように触れた陰毛は柔らかく、だがそれよりも感じた滴りの方に御剣は驚いた。 「……ずいぶんと、感じてくれていたようだな」 じゅぷりと音をたてそうなほど秘所は濡れそぼっている。 指に愛液を絡めさせて肉芽を擦れば、ヒュッと息を止めて千尋が唇を噛む。 「異議ありっ……!検事が……ずいぶんと、焦らしてくれたからじゃないっ」 「私のせいだけかね?触っているだけだというのに離れがたい弁護人の身体も判決には含んで欲しいところだが」 「あっ!!」 じゅぶ、と、指が一本秘所の内へと侵入していく。 愛液を絡めた指は易々と侵入してその肉襞の一つ一つまでも御剣に伝えてくるようだ。 「……弁護人」 「な……何よっ!」 「指だけだというのに、そんなに締め付けてくれるな」 「っ……!!こ、このっ、っ……ぁっ、あっ!!」 反論が飛ぶ前に御剣は千尋の肉芽を指で愛撫する。 既に包皮から顔を出しかけたそれを指先で撫でるだけで、千尋の声は明らかに乱れていく。 愛撫を続けながら御剣は、持参してきたコンドームを彼女への愛撫だけで勃起した肉棒に装着してゆっくりと囁いた。 「もう、いいだろうか」 「この段階で、駄目なんて言う気はないわよ……さっさとしなさいっ」 流石にこの段階でそう言われると思っていなかった御剣は、目を点にしてから思わず笑うと指を引き抜き千尋の秘所へとあてがい一気に突き入れた。 「あ……ふっ……っ」 「っ……弁護人に忘れさせる前に、私が我を忘れてしまいそうだな……」 「ちゃんと……仕事、しなさいよっ……!! 熱くなった膣は、ゴム越しでも充分熱さを感じられるほどで。 思わず漏れた御剣の本音に、千尋の容赦ない言葉が飛ぶ。 「くっ……」 言わせたままなのもしゃくだったが、荒い動きはせずに御剣は優しく腰を動かす。 それをじれったいと言うように千尋がもぞもぞと腰をずらし初めて、ようやくまともに動いた。 大きくのの字を描くような動きと同時に浅く、時に深く貫いてくる。 待ち望んだ刺激に千尋はようやく息を吐く。あまり奥深くまで刺激が来ないことがもどかしいが、そのもどかしさの中で突然奥を突いてくるのがたまらなく良かった。 「んっ、」 猫のような声を上げて優しい快感に浸っていると、足首に手が置かれ、そのまま御剣の肩の上へと載せられた。 「ん……え……何?」 我を忘れるまでは届かない、甘い場所にまどろむように浸っていた千尋に御剣はにやりと笑う。 「……弁護人は激しい方がお好みのようだ。腰が動いていたぞ」 「え」 「忘れさせると言った以上、責任は取ろう」 ちゅ、と、担いだ足に口付けてから御剣は身体を密着させて奥を突く。 それは今までとの優しさとは違い荒々しいものだった。 身体の負担などを気にせず、ギリギリまで引き抜きカリ首が膣口に引っかかったところから一気に貫いてくる。 「あっ、はっ……っ、ぁあっ!!やっ……あ、んっ……あぁっ!!」 密着した肌の熱が気持ちいい。 暫く感じることもなかった男の体温が、荒々しい動きが、時折触れる優しい唇が千尋の中から女の部分を引き出してくる。 御剣の手が乳房の形が変わるほどに胸を激しく揉むが、初めは痛みを感じたその行為ですら (気持ちいい……っ!!もっと……もっと、) 「もっと……強く、揉んでぇっ……っ、あっ、はぁっ!奥までっ……」 願望が口をついて出る。 一瞬驚いた御剣だったが、その言葉に従って胸を強く揉みながら奥を突く。 ガンガンと肉棒は子宮口に叩き付けられる。 膣全体が熱を帯びたようだ。 肉襞一本一本までが知覚でき、全てが快感を伝えてくる。 そんな中御剣が肉芽を強く擦った。 「や、あっ、ああっ!!」 否定できない高みへと連れ攫われる予感があった。 強く突き上げる肉棒に支配されて、胸を蹂躙されて。頭の中が快楽でイッパイになる。……忘れられる。 「あっ……あ、ぃやああああああああああああああっ!!」 ヒューズが飛ぶように目の前が真っ白になりながら千尋は高く声を上げる。 その声を聞きながら、御剣も奥深くに突き入れた肉棒から熱を放った。 『私は君と再び戦い、そして勝たなければならないのだ。あの法廷で』 御剣が言った傲慢さすら感じられるその台詞に千尋は怒りを感じていたが。 けど、自分が、そう言ったことを口に出来るまでの何かを積んでいないことに気づいていた。 そして、この男は自分を立ち直らせたいと思ってくれていることにも何となく気づいてしまったのかもしれない。 気づいてしまえば、無表情な相手の顔すら、照れを隠そうとしている物に見える。 よく考えればこの男はどんなに無愛想でも老けて見えても年下なのだ。 「……ム。何だ、綾里弁護士」 裸でベットの上でごろごろとまどろんでいた千尋が突然吹き出したのを見、御剣は不思議そうに視線を向ける。 「いえ……ちょっと」 正直に思ったことを伝えればこの男はどう思うだろうか。 そんな疑問が頭をよぎるが、それを伝える前に御剣の口が先に動いた。 「この事件は誰も担当したがる弁護士がいなかったため、国選弁護士が宛われた。君の上司の、星影弁護士だ」 「貴方が仕向けたの?星影先生は、刑事よりも民事に強かったと思ったけど」 「君が動くと思ったからな」 「……一度しか会ったことがないのに。しかも、法廷で会っただけなのに。ずいぶんと買い被ってくれるわね?」 「法廷で戦うというのは、どんな関係よりも深い理解が生まれると私は思っている。良い意味でも、悪い意味でも」 それは、気のあった友人と会うときのようだと表現する者もいるとおもう。 不倶戴天の敵に会ったときに表現する者もいたかもしれない。 もしかしたら恋人同士というのが一番近いのかもしれないが、それに当てはまらないことは互いが一番良く知っていた。 「……変な関係ね」 「まったくだ」 頷いた御剣の唇に千尋は軽く唇を重ねる。 ム、と、言葉に詰まったこの年下検事が何となく可愛くなってしまって千尋は言った。 「完全に忘れられるように、もう一度お願いできるかしら?」 9月 5日 某時刻 「……綾里弁護士」 身体の関係は幾度か重ねた。だが、結局彼女と再び同じ法廷に立つことは無かった。 無かった。もう、過去形だ。彼女は死んだのだから。 御剣は今事件を知らせた電話に胸を掻きむしりたい衝動に襲われる。 「結局、私は勝てなかったな」 負けたとも思わなかったが、勝ったとも思えない。 結局、彼女との関係は最後まで灰色のままなのだろう。あの裁判と同じように。 やりきれない思いを抱えたまま御剣は立ちあがる。 自分の所に持ち込まれたその事件に、完全に勝利するために。 そうすれば勝てたことになるのだろうか? その疑問に答える人は、もう、いない
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成歩堂×冥(7) 『スナオ』 かつかつかつ、と裁判所の廊下にテンポの速い足音が響く。 「信じられないわ‥‥この私が、また負けた!‥‥成歩堂龍一‥‥成歩堂龍一ぃぃぃ‥‥!」 愛用の鞭と先程までの法廷の資料を片手に、鬼のような形相で歩く狩魔冥に、 廊下を歩いていた人々は恐れおののき、思わず道をあけていく。 ぶつぶつと今日の裁判で冥のカンペキな証拠・証言に異議を唱え、無罪を勝ち取った男 ――成歩堂龍一の名を呟き続けながら裁判所の玄関に続く真直ぐな廊下を歩いていると、 冥の目の前に見慣れた人影が躍り出た。 ギザギザのとがったアタマに青いスーツ。胸に光る弁護士バッヂ。 それはまさに冥の苛立ちの原因になっている、成歩堂龍一、その人であった。 「狩魔検事」 先程までの法廷がまるでなかったかのように、挨拶をするように成歩堂は冥の名を呼ぶ。 「成歩堂龍一‥‥!」 冥がその名を言い終わるか終わらないかのうちに彼女の左手から鞭の一撃が成歩堂にむかい繰り出される。 風が唸りをあげ、成歩堂の顔面に鞭が直撃するはずだった。 しかし実際は鞭はただ空を切り、床に打ちつけられた硬い音だけが響いた。 成歩堂はわずかに体を横にずらしてそれを避けたのだ。 「なっ‥‥。ふ、フン、よく避けたわね!」 「そりゃあぼくだって、あれだけきみのムチを喰らってるんだからいい加減慣れるよ」 成歩堂は得意そうに笑ったが、冥はそれが気に食わなかった。 「ところで狩魔検事、さっきから凄い顔してるから、みんな怖がって逃げてるけど?」 「キサマのせいよ、成歩堂龍一!」 びしぃ、と冥の指先が成歩堂にむかいつきつけられる。 「どうしてみんなぼくのせいにするかな‥‥」 呆れ顔で成歩堂は言う。が、成歩堂は口の端をにやりと歪め、つきつけられた冥の細い手首を握った。 「な、何するの!?」 「‥‥でもそれは、それだけぼくのことが気になってるってことなのかな? 狩魔検事。きみはぼくのことが好きだって意味で、受けとっていいのかな?」 成歩堂の言葉に冥は顔を真っ赤にする。反論しようとするが、手首を強く握られて、痛みでそれどころではなかった。 「なるほどう‥‥!」 「かわいいよ、狩魔検事」 腕を引き寄せられて、口にハンカチをあてられて、冥の視界は遮られた。 それと同時に、冥の意識は途切れた。 気が付くと冥は薄暗い部屋の中、ベッドに寝かされていた。 まだぼんやりとはっきりしない意識の中、冥は必死に今の状況を理解しようとする。 (私は‥‥裁判で成歩堂龍一に負けて‥‥裁判所の出口で成歩堂龍一に会って‥‥それで?) 僅かに人の近づいてくる足音が聞こえた気がした。びく、と冥は体を震え上がらせる。 「ようやく起きたみたいだね、狩魔検事」 「成歩堂龍一!?」 姿は部屋が暗くてはっきりとは見えないが、その声の主は間違いなく、成歩堂だった。 「ここは一体どこなの?!」 冥はベッドから起き上がろうとしたが、瞬間、手首に食い込むような痛みを感じた。 よくよく確認してみると、冥の両腕は頭の上で彼女自身の鞭によって拘束され、ベッドに括りつけられている。 「これは‥‥一体どういうことかしら!? 成歩堂龍一!」 拘束されている恐怖に打ち勝とうと冥は一層声を張り上げる。 しかし成歩堂は全く動じることなく、冥の寝るベッドに近づいてきた。 「きみがスナオになれるように手伝ってあげたつもりなんだけど」 言うと成歩堂は冥の上着を乱暴に脱がせ、そのままシャツのボタンも弾けさせる。 「このひらひらのリボン、どうやったら外せるかよく分からないんだよな」 胸元のリボンはそのままにして、冥のブラジャーを外しやわらかそうな彼女の胸を露わにさせる。 「いや‥‥やめなさい! 成歩堂龍一!」 冥の静止をよそに、成歩堂は冥に覆いかぶさるようにベッドに昇るとその掌で冥の胸を揉む。 乳首を指先で弄られるとぞくりと背筋に何かが走った。 「ふ、あっ!」 成歩堂の愛撫によって赤く染まった乳首は固くなり、触れられると痛みすら感じられるほどであった。 成歩堂は指で愛撫するだけに留まらず、冥の柔らかい胸に顔を埋めて舌先で乳首を舐める。 「はぁん! いや、ああっ!」 舌が乳首からだんだんと下へ降りていき、冥の体中を蹂躙していった。 急に成歩堂が顔を上げると、冥の下にはいているものをすべて乱暴に脱がせて足を大きく広げさせる。 まだ触れてもいないそこは既に蜜を溢れさせ、濡れていた。 「いや、そんなところっ‥‥! 見ないで」 「すごいね、あれだけでもうこんなになっているよ、狩魔検事。よっぽど感じやすいんだ」 そっと指先で濡れたそこに触れられて、くりくりと中心を指で挟まれ弄ばれる。 「それとも相手がぼくだから?」 「そんなワケな‥‥っはぁ、ん!」 迫り来る快感の並に必死に耐えるように冥は瞼を固く閉じる。 しかし成歩堂は容赦なく、今度は舌先ですっかり固くなった冥の中心を愛撫する。 それを濡らしている蜜を舐めとっていくが、蜜は止むことなく彼女の中から溢れ出していた。 「ああ、‥‥くぅんん! こんな‥‥も、やあ‥‥」 「体は正直だよ、狩魔検事」 ずくずくと冥の下半身は熱を持ち疼き始めていた。 けれどこの行為は冥が望んでの行為ではなく、成歩堂に拘束されたあげく、勝手にされているのだ。 確かに冥は成歩堂に対して何か自分でもよくわからない、不思議な感情を抱いていた。 けれどそれが彼を「好き」だという感情だとは思っていない。 冥は成歩堂に対しての感情と似ているような感情を彼女の弟弟子である御剣怜侍にも抱いてた。 冥は恋愛面で幼かった。恋愛ということをすることをまだ知らなかったのだ。 それなのに成歩堂にこのような行為をされ、それにここまで 乱されてしまう自分が嫌悪を通り越して不思議でしかたなかった。 成歩堂が冥を愛撫する手を中断し、彼の青いスラックスからすでに十分な質量と大きさをもったものを取り出す。 初めて目の前にする男のものを見て、冥の顔から血の気が引いた。 「あ‥‥いや‥‥っ」 先程までの快感がウソのように、恐怖が彼女を支配する。 「いや! やめて、そんなの‥‥ダメぇ!」 逃げようと必死でもがくが、成歩堂に上からのしかかられているし、 拘束された手首はぎしぎしと鞭が軋む音を立てるだけだった。 成歩堂が自身を冥にあてがう。 「いやあ、イヤっ! 助けて‥‥たすけて、レイジ!」 冥が彼女の弟弟子の名を叫ぶのと同時に成歩堂は己を冥の中に突き刺した。 「ひあああああああっ!」 冥の悲痛な叫びが部屋に響く。先程までの行為で十分に濡れたそこは成歩堂を簡単に飲み込んだ。 成歩堂は容赦なく腰を動かし、冥の奥まで突き上げる。 「んあっ、いや‥‥止めて、やめてぇ!」 「‥‥きみが助けを求めるのはやっぱり‥‥御剣、だったんだな」 体の動きとは正反対に冷めた口調で成歩堂が言った。 「え‥‥?」 「それでもぼくでこんなに感じちゃってるんだろ? 凄い、絡み付いてくるよ。きみの中は‥‥」 腰を打ち付けられて、冥は体ごと揺さぶられる。 「ああっ! はぁんっ! あああっ!」 悲鳴に近かったその声も、次第に快感を貪る濡れた嬌声に変っていった。 「こんな乱れたきみを‥‥御剣は見たことがないんだよね。ぼくだけしか見たことないなんて、もったいないよな」 冥は御剣の名に反応したのか、一瞬表情を固まらせた。 両足を持ち上げ、角度を変えて挿入する。押し寄せる快楽に溺れていく冥に成歩堂は思わず自らの唇を舐めた。 「かわいいね‥‥狩魔検事。今度御剣にも見せてあげようか。きみのこの顔を」 「い、イヤぁ、そ、んなのっ‥‥レイジが‥‥こんなことっ、するはずないわ‥‥!」 「御剣は助けてくれるって思ってるの?」 「‥‥‥‥」 にやり、と成歩堂が意地の悪い笑みを浮かべる。けれど、その目は笑っていなかった。 「御剣は、助けてくれないよ」 「なっ‥‥!?」 絶望をつきつけられた気分だった。 「どう‥‥して‥‥」 「御剣もきみと同じでスナオじゃないからね。アイツ、きみのことが好きなんだよ。御剣だって男だからな。 ‥‥それに、ぼくがいるのに、御剣にきみを助けさせると思う?」 成歩堂の残酷なまでの言葉に、今まで必死に堪えていた涙が冥の瞳から溢れ出した。 「ウソ‥‥そんなの、ウソ、よ‥‥」 抵抗することを完全に止めた冥の体内に、成歩堂は無慈悲に精を吐き出した。